猫崎公園の仲間たち | 小梅（東）のMY ROOM - ペットストリート

３０年ほど前、ティッシュの箱に入れて捨てられていた二匹の仔猫が始まりで、

以来ずっとここ猫崎公園（仮称）には猫が住んでいます。

多いときは６０匹もいたそうですが、現在は約２０匹です。





アトムです。推定６ヶ月。

黒猫のお母さん、黒・パトカーの姉妹が３匹いて、計５ニャン家族です。




猫がいれば、餌をやる人が必ずいる、ご近所からの苦情、トラブルも絶えず・・・


こんなことではいけない、とある一人の猫ボラさんが立ち上がりました。







通称もじゃもじゃ。

なんと公園にこんな子がいるのです。誰かに似てませんか。

それもそっくりなのが二匹います。




猫ボラの猫崎さん（仮名）は、ここの猫たちすべてを避妊・去勢手術をして

その後皆で見守っていこうと行動を始めました。

そのために、日々公園に通い、いる猫を観察し、必要ならば手術をし、

猫に興味を持っている人たち、猫を嫌う人たちと交流を始め、

人の輪を広げていきました。








こちらは「ロシ」「ロンちゃん」と呼ばれている人気者。

おとなしくて人懐こくてとっても良い子です。

かわいそうなことに、片方の目は見えないようです。




「猫は迷惑だ、餌なんかやるな」と怒鳴っていても、

猫崎さんと一時間も話すうち、最後は

「あなたは偉い応援します。カンパしましょう。頑張ってください」

と言うことになった人が何人もいるそうです。






通称「お兄ちゃん」

身体は大きいけれど、気が弱い男の子。

お兄ちゃんのそばにはここの猫たちについて書いた立て札が。

（置き餌をしないように、などの内容）




猫崎さんの努力は実り、今ではここの猫を愛する人たちのコミュニティが

猫崎さんを中心に自然と出来上がったのです

ルールを守っている限り、特に何の規制もない、

猫を愛する人どうしの自然なつながりが、公園の猫たちを守っています。

皆が自分のできる範囲で、できる形で、コミュニティに参加しています。







クロちゃん。人懐こい人気者。

ロンちゃんとクロちゃんはもう１０年くらいここに住んでいるそうです。





皆で公園の猫を管理することで、新顔が来たり、

何か変わったことがあればすぐにわかります。







外猫の寿命は、家猫の半分以下といわれます。

この子たちが少しでも長くここで元気に暮していてほしいと思います。