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ぱんちゃん、虹の橋へ

登録カテゴリ:日常の出来事 投稿日時:2009年07月29日 20時26分


              (2009.7.19撮影、最後のぱんちゃんの写真です)


今日は悲しいお知らせをしなくてはなりません。

皆様にかわいがっていただいた、猫参道のぱんちゃんが

先日日曜日の夜、お空に昇りました。



7月のはじめまでは割合と元気だったのが、

暑さとともに急に弱った感じを受けるようになりました。

ぱんちゃんのことがかなり心配になってきたのがこの頃です。

ちゃんとご飯食べられているのだろうか・・・段々心配になり、土曜日に、

シ○バを少し持って行ってみました。




    (2008 8月 ぱんちゃんは食いしん坊で、自分のご飯があるのに赤ちゃんの

     ご飯に顔を突っ込む。でも赤ちゃんは怒ることもなく、ぱんちゃんを

     温かく見守っていました)




それまで、彼らに食べ物をあげたことはありませんでした。

ママさんがちゃんといるのだから、余計なことはせずにいました。

しかし、心配になり、ママさんの了解を得て、と思いましたが

不在だったため、あげることに。

しかしぱんちゃん、すごく興味があって食べたいものの、

一粒も口に入れることができません。



びっくりして一度家に帰り、小豆用の柔らかい缶詰を持っていくと

又非常に興味を持ったものの、上手く口に入らないのです。

一時小豆にしていたように、手のひらにのせて口に運んであげると

食べやすかったのか、少し食べてくれました。

おいしいにゃ!と言ってくれたように思います。

まさかこの日が最後になろうとは・・・

その時はこれなら多分大丈夫だろう、と思い次に訪ねたのが火曜日。




            (2008.7月、多分最初に撮った写真)


ところが、この日ぱんちゃんの姿はありませんでした。

そしていつも二枚あるお皿が一枚に・・・

まさか・・・不安が頭をよぎりました。

でもなぜかその不安が的中しているようなさらなる不安感に襲われたのです。




              (2008.8月  仲良くお昼ねする赤ちゃん、ぱんちゃん)


今朝、いてもたってもいられず、とりあえずママさん宅を訪ねることに。

案外、ぱんちゃんがひょっこり現われて、な〜んだ、いるんじゃない!と

笑うことが出来たらどんなにいいだろうと思いながら。

しかし、残念ながら私の予感は当たってしまっていました。




ぱんちゃんはごらんのとおり、以前からあまり状態がよくありませんでした。

去年初めて会ったときは、夏を越せるかと思ったほどでした。

それが今まで頑張ってくれた、すごいことです。

多分、ここでの生活が幸せだったのだと思います。

ぱんちゃん、ここで生きていたかったのでしょう。




ぱんちゃんは、いわゆる名前のついた病気ではなかったそうです。

少し前までは点滴などの治療をしてきたものの、

もう負担になるからと、最近は何もしていなかったとのこと。

いわゆる自然死、老衰のようなかたちで

最後はおだやかに、苦しむこともなく、眠るように逝ったそうです。

推定年齢15歳。

もうきっと虹の橋に着いたころでしょうか。



  ( 2009.6月 赤ちゃんは、いつもぱんちゃんを見守るようだった)


  
今日初めて知ったのですが・・・

赤ちゃんはこの近くで生まれた野良ちゃんの子ですが、

ぱんちゃんは、この奥の神社裏手のマンションの住人が

引越しのときに捨てていったのだそうです。



でも、それでよかったのでしょう。

そんなひどい飼い主とずっと一緒にいるよりも、

ここで大好きな赤ちゃんとママさんと一緒にいられて、

又ここを通る多くの人を癒し、皆にかわいがられていたぱんちゃんは

幸せな一生だったのではないかと思います。



日曜日、もう一度来ればよかった、と悔やまれましたが、

ぱんちゃんに一度でもご飯をあげることが出来てよかった、

喜んでくれてよかった、そう思うことにします。






   (2009.12月 ハウスの中から顔を出すぱんちゃん。唯一イケニャンに撮れた写真)
   

ここのお話をブログに載せると、

「こんなに仲がよくて、もしどちらかがいなくなってしまったらとても心配」

とコメントを下さるママさんがありましたが、そのとおりになってしまいました。



ぱんちゃんの姿が見えないため、赤ちゃんは二日間、ご飯も食べずに

あちこちぱんちゃんを探したそうです。

ママさんが見かねてお家に入れたものの、一時間と持たずにお外へ。

今朝ようやく食べてくれたそうです。



大好きだったぱんちゃんがいない悲しみは、いかなるものでしょう。

私達が愛猫を失う、あるいはそれ以上の深い悲しみなのかもしれません。



この2にゃんあっての猫参道ですが、

赤ちゃんが一日も早く元気を取り戻してくれるよう、

これからはたまにおやつを持ってくる許可を得ました。

ぱんちゃん、お空から赤ちゃんを見守ってあげてね。



長い文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

小梅母







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