無事手術が終わり、約1週間の入院生活へ。
片道約40分のバスに乗り、1日3回の面会をこなしました。
1日3回も・・・ってなぜかというと、リキはよっぽどでないと
病院のゲージの中では排泄をしてくれないのです。リキに会いたいのはもちろん、排泄をさせるためにも多く面会に行きました。
そういう風にしつけたわけではないのですが、ゲージの中だと限界まで我慢してしまうのです。普段散歩の時も、衛生上電柱などには一切近づけず、道路にトイレシーツをひくと排泄する習慣だったので その影響でしょうか。
おりこうさんなのか・・・でも体にはよくないですね。
犬は犬なりにポリシーがあるのでしょうか(^^;)
絶食絶水の5日間はひたすら点滴です。
去勢した部分(お腹全体)が、内出血で紫にカチカチに腫れていました。「硬血」といって内出血みたいなものらしいですが、これはリキは痛がってました。
先生曰く、去勢しても傷口から出血したり、腫れる子はまれにいるとのこと。
去勢ってけっこう簡単な手術とおもっていたので、術後のその痛々しい様子は見てるのが辛かったです。
早く硬血がおさまりますように・・・。家に帰りたいとゲージに入るのを嫌がるリキをなだめ、私は帰路へ。
毎日毎日、リキが常に足元にいる日常で、正直「たまには時間を気にせず出かけたいなぁ〜」って思ったり、犬がいると掃除だって薬品を使えなかったり、なかなか不自由なこともありました。
でもリキが入院して初めてわかったのが、自分がリキに救われてるということでした。今までは自分が母親のように面倒を見ているつもりでしたが、本当は逆に自分が慰めてもらってるんですね。
毎日主人は朝から晩まで仕事で、常にリキと2人、大切な話し相手でした。
夜眠るとき、よく「布団に入れろ」とリキに頭を叩かれたり腕枕をしたりするのですが、それがない寂しい毎日。
リキのぬくもりがないことがこんなに辛いなんて・・・特に夜寝るときはリキのことばかり考えていました。
犬って家族の一員なんですね・・・