いよいよ当日。
病院にリキを預け、立ち会いまで心の準備をした。
何せ人間の私でも、手術も入院もしたことがない。
複雑な気持ちで待った。
声がかかり、リキは全身麻酔で眠ってるとのこと。
うちの主人はビデオで撮りたいと申し出て、寛大な院長先生は快く撮影をOKしてくれた。
いざオペ室に入ると、腕の静脈から全身麻酔を注入され(喉のオペもあるので、全身麻酔は腕から注入)仰向けにされて足を縛られて眠っているリキがいた。
なんだかその姿を見るのがとても辛くて、主人も私も何も言えず立ちつくしていました。
最初は去勢から。レーザーメスで睾丸の部分の切除が始まると
麻酔がかかってるはずのリキが「シャーッ!」と大きな声で
叫びだした。
「ちゃんと麻酔は効いて眠ってますから大丈夫ですよ」と院長が声をかけてくれてオペは続行。
あの叫びは何だったんだろう?夢でも見ていたのかな?
もしかしたら雄の本能的なもので、自分の睾丸が取られることに対しての拒絶だったのか?(そんなことはないか・・・)
私は近くで見学することはやはり抵抗があり、遠くから見守っていました。主人は理系の人でオペを見るのに全然抵抗はなく、間近でビデオを撮らせてもらっていました。