ママに注目していれば、上手にすれ違える
さあ、 どんどん 進もう!
テクテク ポテポテ トコトコ
おっと、いけない!
テリトリー内のパトロールを忘れてたぜい!
クンクン クンクン クンクン
電信柱、異常なし!
え〜っと、ここは どうかな…。
クンクン クンクン クンクン
ん?
なんだ、大丈夫か…
異常がない事を確認して お顔を上げたら、向こうからワンちゃんがやって来た。
あっ、あのワンちゃん よく 吠えるんだよね…。
僕も一緒になって吠えないようにしなくちゃ…。
ママと一緒に、なるべく端っこに寄って道を譲ったの。
でも、これだけだと ワンちゃんが吠えかかって来た時に 僕も威嚇しちゃいそう。
そこで
ママ「クッキー君〜、お利口さんだね〜」
「あのワンちゃん、まだ若いからエネルギーが溢れてるのかも」
「クッキー君は、落ち着いた大人だよね〜」
僕「うん、あの子は まだ エネルギーが余ってるって感じ〜」
ママが、僕目線にしゃがんで 話しかけてくれる作戦を実行!
気がついたら、ワンちゃんも 僕に吠えないで すれ違えたし、僕も ママに注目してたから 威嚇しないで済んだ。
ママに注目していれば、上手にすれ違えるね!
ママ「クッキー君、さすがだね〜」
僕「エへへ」
たくさん撫でて貰って、嬉しくなったら 足取りが軽やかに〜。
満面の笑顔で、テクテク ポテポテ トコトコ
最後まで、歩き通せたよ〜!
何歳になっても、褒められるって嬉しいね。
僕は、褒められると伸びる子だよー!
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