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クッキー
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日陰の中で、思い切り ダーッシュ! ママも負けじと、タッタカタッタッタ〜! たくさん走って、身体の脂肪を燃やすぞー! 張り切って走り回ったら、喉がカラカラ。 水分補給ターイム! バギーの所に戻って、持参してきた冷たいお水を ペロペロ ペロペロ ママも、冷やしてきたお水を ゴックン ゴックン 喉を潤して、パワー回復! ママ「ねえ、昔を思い出して 左脚足で歩く練習してみない?」 僕「うん、いいよ」 最近、右脚足が多いから 初心に戻って【ヒール(左脚足)】を練習してみる事にした。 ママ「ついて」 僕「はい!」 左に着くように指されたから、ママの左脚横に ピッタンコしたの。 そしたら、 ママ「クッキー君、出来るじゃないの〜」 「凄い、凄い!」 僕「やったあ!」 たくさん 身体を撫で撫でしてくれて、たくさん褒めてくれたから嬉しくて また 前足ピョンピョンしちゃった。 ママ「じゃ、次は 左に着けるだけじゃなくて コンタクトも取れるようにしよう」 僕「うん!」 今度は、指示を出されたら 直ぐに 左脚足へ。 基本のポジションにつけたら、ママとコンタクトを取る練習。 ママ「ついて」 僕「はい!」 ママの左側に テクテク ポテポテ トコトコ 直ぐに見上げて ジー。 ママ「上手だね〜」 「クッキー君は、やれば出来る子だ!」 エへへ、またまた 褒められちゃったぜい! では、左脚足で 歩いてみよう! ママ「ついて」 僕「は…はい!」 ママと一緒に 歩き始めた。 その時 公園に2人の子供がやって来て、ブランコで遊び始めたの。 僕、子供たちが気になって仕方ない。 集中が切れてきちゃった〜! 子供たちに目を向けたら ママ「クッキー君、こっちよ!」 「周りは、気にしない!」 僕「そうだった、集中しなくちゃ…」 ママに声をかけられて、練習している事を思い出したよ。 僕「集中! 集中!」 自分に言い聞かせながら、テクテク ポテポテ トコトコ ママ「そうそう、上手だよ〜」 ママは、僕の集中が切れないように 大きな声で 褒め言葉の嵐。 集中が戻ってきたところで、ちょっとだけ トリックにチャレンジしてみた。 ママ「スルー」 僕「は…はい…」 オヤツを忘れてきたから、ママの手の誘導だけ〜。 左から右は、 足の間で 止まってしまった。 ママ「ごめん、途中の声かけと『あとへ』って言ってあげないとダメだったね」 ママの指示語が足りなかったから、僕が迷ったの。 ママ「じゃ、右側から左側の『スルー』してみようね」 僕「うん」 ママが反省して、もう一度 チャレンジ! 右側からスタンバイして ママ「スルー」 僕「はい」 足の間を テクテク ポテポテ トコトコ ママ「そうそう〜、上手だよ〜」 「ついて」 僕「はい!」 今度は、成功〜! ベテランさんみたいに、ギャラのオヤツがなくても指示された通りに動けるようになるには、ママからの声掛けが とっても大切なんだ と実感。 オヤツを忘れたことで、僕とママ とっても勉強になったよ。
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