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☆ クッキーくん ☆
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ぼ…僕の彼女なのに…
皆さ〜ん、今日も 暑いですね〜。 今日、パパは お仕事行くのかな…。 それとも、行かないのかな…。 朝食を食べ終えた後、ソファーで ゴロゴロ ゴロゴロ。 時計が7時になっても、まだ ゴロゴロ ゴロゴロ。 僕「パパ〜、僕 メグちゃんと待ち合わせしてるから行くね」 「遅刻しちゃうから、先に行くけど 良い?」 パパ「うん、行ってらっしゃい」 「パパは、もう少ししたら出るから」 僕「じゃ、行ってきまーす!」 パパ「はい、行ってらっしゃい」 「メグちゃんに、よろしくね」 ゴロゴロしてるから心配になって聞いてみたの。 そしたら、僕よりも遅くに出勤だってさ〜。 僕の前足とパパの手を合せて、ハイタッチ! 久しぶりに、男同士の挨拶を済ませてからレッツゴー! エッサホイサ エッサホイサ エッサホイサ お空は、うっすら雲が ちらほら。 無風で湿度も高いから 蒸し暑い〜!! 待ち合わせ場所に着いてから、ジー。 いつものように、メグちゃんのお家方向を見ていたら テクテク テクテク テクテク メグちゃんパパさん「おはようございま〜す」 「今、玄関で支度してますから もう直ぐ来ますよ〜」 メグちゃんパパさん、出勤で 僕に教えてくれた。 僕「メグちゃんパパさん、おはようございます」 「教えてくれて、ありがとうございます」 「行ってらっしーい!」 僕、メグちゃんパパさんに 大きな声で ご挨拶したよ。 そしたら、近所のワンちゃんが 僕の声を聞きつけて 門扉の前にやって来たの。 近所のワンちゃんA「WONWONWONWON!」 ワンちゃんAの声を聞いて、今度は ワンちゃんBが吠え出しちゃった。 近所のワンちゃんB「WONWONWON!」 大合唱が始まちゃって、大変なことに〜! 事の発端は、僕の声だから 隠れよう! ワンちゃんAから、僕の姿が見えなくなる位置まで エッサホイサ エッサホイサ 移動したよ。 早朝に、大きな声を出して 安眠妨害して ごめんなさい。 以後、気をつけます。 そこへ、メグちゃんがやって来た。 メグちゃん「クッキー君、おはよう〜」 「ずいぶん、大騒ぎしてたわね」 僕「うん、メグちゃんのパパさんに挨拶しただけなんだけど 近所のワンちゃんと大合唱になっちゃったの」 「近所迷惑になったこと、反省してる」 さあ、気を取り直して 公園に行こう! メグちゃん「今日は、小学校裏よね?」 僕「うん、そうだね」 今日のデートコースは、小学校裏の公園。 エッサホイサ エッサホイサ エッサホイサ あっと言う間に、到着〜! バギーを停めて、 車椅子に。 さあ、遊ぶぞ〜! 探検に出かけようとしたら、 メグちゃん「お友達が来たわ〜」 「挨拶に行ってくるわね!」 メグちゃん、 お散歩中のワンちゃんに駆け寄って行っちゃった。 ワンちゃん「はじめまして」 メグちゃん「初めまして」 初めて見るワンちゃんかも〜。 メグちゃんのお尻を、クンクン クンクン その様子を遠くから見ていた僕は、気が気じゃなかったよん。 だって、よ〜く見たら その子 男の子なんだもん。 ぼ…僕の彼女なのに… 何歳だろう…。 とっても若い男の子って、感じ。 ちょっと、ジェラシーを感じちゃった。 ワンちゃんが帰った後、 メグちゃん「クッキー君〜、探検に行きましょ!」 僕「うん!」 メグちゃんが、僕を誘ってくれた。 良かった〜。 メグちゃん、僕の事を忘れてなかった〜。 ホッとしたら、笑顔が戻ってきたよ。 待って〜! タッタッタッタ〜! |