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クッキー
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食べ終ったパパは、ソファーに移動して どっこいしょ! 一服 プカプカ〜。 ママは、 食器を片付けてから ひと休み〜。 ママ「クッキー君、お利口にしてたから出てきて良いよ」 「寝てばかりじゃ、退屈だもんね」 僕「うん」 僕「ところで、ミックちゃんとランちゃんは?」 ママ「ミックちゃんは、出かけたよ」 「ランちゃんも出かけたかもね」 ミックちゃんとランちゃんが お部屋に居ないことを確認してから、降ろして貰ったよ。 パパともラブラブしよう〜っと! パパの所に、前足ダーーッシュ!! なでなでして貰おうとしたら、 信じられない光景が目に飛び込んできた。 パパのお腹の上に ランちゃんが乗ってるの。 もう少し、アップにしてみるね。 ほら、 僕を睨んでるよ。 僕のパパなのに…。 ランちゃん「私は、男性が好きなの」 「じいじ様のお腹の上も好きよ」 「こうしてると安心なのよね〜」 ランちゃん、 ママの両親と暮らす前は じいじの弟。 つまり、ママの叔父さんと暮らしてたニャンコなの。 叔父さんが天国に旅立ってからはママの両親と暮らす事になったのだけど、叔父さんの事を思い出しているのかもね。 ばあばやママ姉、ママには、撫でさせてくれるけど 乗っかってこない。 じいじや僕のパパには、自ら お腹の上に乗ったり甘えてるよ。 だけど、 パパ「好かれるのは良いけど、いつ猫パンチが出るか怖いよ〜」 って、大緊張〜。 そう、ランちゃんは 急に ご機嫌斜めになったりするから 要注意なのである。 パパ「そうだ!」 パパは、携帯のストラップを猫じゃらし代わりにする事を閃いたらしい。 ランちゃんの目の前でひらひら〜 ひらひら〜。 ランちゃん「なにこれ」 「なかなか、掴めないわね」 ランちゃん、 捕まえようと 両手をパンチ! その瞬間 バランスを崩して、一回転。 パパのお腹からソファーに転がって、無事に着地したのだった。 パパ「ハア〜、良かった〜」 ランちゃんと仲良しこよしの画像だったけど、実は パパがビビッて固まっていたよ。 そこへ、 2階から ママ姉とクーちゃんがやって来た。 僕「クーちゃん、おはよう〜」 クーちゃん「クッキー兄さん、おはようございます」 僕「なかなか、お部屋を自由に駆け回れないね」 クーちゃん「僕は、床に落ちてる物を食べないようにって 抱っこして貰う方が多いかも」 「あと、ミックちゃんとランちゃんに猫パンチを喰らわないようにって、ママが目を離す時は必ずハウスなんです」 クーちゃん「でも、ニャンコとの共同生活ですから、譲り合わないとね」 「僕は、もう慣れてきましたよ」 僕「僕は、ミックちゃんとランちゃんと8年の付き合いだけど、なかなか慣れなくて…」 「ついつい、吠えちゃうんだ」 クーちゃん「一緒に暮らしてるか暮らしてないかで、やっぱり 慣れる度合いが違うんだと思います」 「クッキー兄さんは、8年の付き合いと言っても、離れて暮らしてるから」 僕「うん、そうなんだよね…」 クーちゃんは、 ママ姉の家族になって3年。 ミックちゃんとランちゃんと暮らしてるから、 もう慣れたみたいだね。 クーちゃんがミックちゃんやランちゃんに吠えてるのを見ない。 でも、僕は 離れて暮らしてるから ミックちゃんとランちゃんには、どうしても吠えちゃうな。 クーちゃんとお話しして、分った気がする。 ミックちゃんもランちゃんも長生きして欲しいから、譲り合いの精神が必要なのかも。
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