だから、違うんだってば〜！ | クッキーのMY ROOM - ペットストリート

僕とママが、TVのニュースを見ていたら　パパが起きて来た。

パパ「おはよう〜」
ママ「おはよう〜」

パパ「何か問題があったの？」
ママ「首都圏の浄水場からヨウ素が検出されたみたい」
「乳児は、水道水でミルクを溶くのを控えるように…ってなってる」

パパ「えっ、そうなの？」
ママ「でもね、大人は飲んでも直ぐに影響ないって言ってたから落ち着かないとね」

ママ「都知事が発表したから、既にスーパーも自販機もペットボトルが売り切れだって〜」
パパ「そっか…」
「首都圏の浄水場からって事は、ここも危ないよね」

ママ「うん…、いざとなったら非常用のお水があるけどね」
パパ「とりあえず、落ち着こう」

被災地の方に、お水が行き渡るようにもしないといけないからね。

ママは、パパに朝食を用意。

パパ「いただきます」

パクパク　　　モグモグ　　　TVを真剣に見ながら　　パクパク　　モグモグ　　ゴクゴク

パパ、起きるなり　新たな問題にビックリしてた。

でも、さすが　パパ。　　パニックにならないで、落ち着いてたよ。

僕とママも、見習わなきゃ…。




さあ、　パパが食べ終わったから　思い切り遊べるぞ〜！

昨日の夜に雨が降ったから、路面がビショビショ。

お散歩に行かれないから、　お部屋で遊ぶ事にした。

車椅子に乗り換えて、準備OK!

最初に、おもちゃ箱からやって来たのは、　ポッキーちゃんだったよ。

ポッキーちゃん「クッキー君、遊びましょ〜！」
僕「おお〜、いいよ〜」
「早く、こっちにおいで！」

ポッキーちゃん「は〜い、今　行きますよ〜！」

ポ〜ン！　ゴロン　　　ゴロン　　　ゴロン！



待て〜！　　タッタッタッタッタ〜！

よし、捕まえた！　　　タッタッタッタ〜！

ママの足元に、ポトン！

ママ「ポッキーちゃん、捕まえて来るの　早かったね」
「もう一回、捕まえてきてごらん」
僕「ポッキーちゃんは、お留守番の時の遊び相手なの」
「違うのがいい〜！」

ポッキーちゃんは、　おもちゃ箱に　バイバイ。


次に、やって来たのは　スマイルボールちゃん。

ママ「久し振りに、スマイルボールちゃんだよ〜」
「投げるよ〜」

ポ〜ン！　　コロコロコロ〜！


待て〜！　　タッタッタッタッタ〜！

キャッチ！　　　ママの所に持って行かなくちゃ！

タッタッタッタッタ〜！　　ポトン！

僕「ねえ、スマイルボールちゃんじゃ　嫌だ」
ママ「じゃあ、違うのにする？」
僕「うん」

僕が遊びたいのは、ポッキーちゃんでもなく　　スマイルボールちゃんでもないの。


選手交代で、おもちゃ箱からやって来たのは、　モーモーちゃん。

ママ「モーモーちゃんは、どう？」
僕「う〜ん、どうしようかな…」

僕の遊びたいのは、違うんだってば〜！！

ママに、僕の気持ちを伝えるには　どうしたら良いのだろう…。

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