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クッキー
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僕「パパ、行って来ま〜す!」 パパ「クッキー君、行ってらっしゃい」 僕の前足とパパの手を合わせて ハイタッチ。 【行って来ますの儀式】をしてから、マイカーに。 エッサホイサ エッサホイサ お家を出たのが 8時20分。 僕「ママ〜、今日は 出発が5分遅れたから、急いで〜」 ママ「そうだね、ちょっと遅刻かも…」 待ち合わせは、8時半。 僕のお家から 待ち合わせ場所まで 10分かかるから ギリギリかも〜! 急げ 急げ〜! エッサホイサ エッサホイサ タッタッタッタッタッタッタ〜! メグちゃん「クッキー君〜〜〜〜、おはようーーーーー!!」 あっ、 メグちゃんだ〜! 待ち合わせ場所に向かってる途中で、 駆け寄ってくるメグちゃんの姿が見えたの。 僕「メグちゃ〜ん、おはようーーーーー!!」 「WONWONWON!」 嬉しくて、 思わず 大きな声で メグちゃんに挨拶。 僕「遅れてごめんなさい」 メグちゃん「私、クッッキー君に逢えると思ったら いてもたってもいられなくて 朝から ママを困らせちゃったの」 「いつもの場所で待ってたら、クッキー君の香りがしたから 走ってきちゃったわ」 僕「僕も 逢えると思ったら 嬉しくて お仕度してる時、跳ねちゃったよ」 僕とメグちゃん、 離れて暮らしていても 心が繋がっているのかな。 僕「ねえ、どこに行く?」 メグちゃん「グラウンドは、少年野球やサッカーチームの練習があるから ダメよね」 僕「あっ、そうか…」 「グラウンドも良いと思ったけど、今日は 土曜日か…」 メグちゃん「じゃあさ、小高い山のある公園に行きましょう」 久し振りに広いグラウンドで遊ぶのも良いかと思ってたけど、土曜日だって事を忘れてた。 メグちゃんと話し合って、 小高い山のある公園を目指す事に。 エッサホイサ エッサホイサ メグちゃんも マイカーに乗って 体力温存。 待ち合わせ場所から、 ちょっと遠いからね〜。 エッサホイサ エッサホイサ 公園に到着〜。 車椅子に乗り換えて いざ 出陣! お空を見上げたら、 冬晴れ。 デート日和って感じだね。 僕「メグちゃん、遊ぼう〜!」 メグちゃん「………」 あれれれ、 メグちゃんがいないぞ…。 どこに行っちゃったんだろう…。 僕が車椅子に乗り換えてる間、 先に探検に出かけたのかな…。 テクテク ポテポテ トコトコ テクテク ポテポテ トコトコ メグちゃん捜しの旅へ。 メグちゃん「クッキー君〜、私は ここよ〜!」 あっ、 いたいた〜! やっぱり、 先に 探検に出かけてたんだね。 戻って来てくれて 良かった〜。 メグちゃん「ねえ、また 小高い山に登ってみない?」 僕「うん、いいよ」 「僕達、2人だけの世界になれるもんね〜」 ママに抱っこして貰って、 ヨイショ ヨイショ。 小高い山に 登ってみた。 メグちゃん「ここは、誰もいなくて いいわね〜」 メグちゃん、 暫く お座りして 景色を ジー。 僕「2人きりの世界が いつまでも続くといいね」 僕は、お座りできないから メグちゃんの傍で ウロウロしながら 景色をジー。 2人きりの世界を堪能したの。 メグちゃん「私、もう 降りる!」 タッタッタッタッタ〜! 僕「メグちゃん、もう 降りちゃうの?」 「ちょっと待って〜、僕も降りる〜!」 タッタッタッタッタッタ〜! ガタン! ガタン! ガタン! メグちゃんが 急に 走って降りたから、 僕も走って 急な崖を降りて行った。 ママ「クッキー君、凄い勢いで降りて行っちゃったから 転ばないかヒヤヒヤしちゃったじゃないの」 僕「だって、メグちゃんに置いていかれたらイヤなんだもん」 メグちゃん「クッキー君、凄〜い!」 「車椅子だけど、1人で降りられたのね〜」 僕「早く メグちゃんに追い付きたかったからね」 ママ達「愛の力って凄いわね」 「ムービーに撮れば良かったかも…」 急な崖を メグちゃんに追い付きたい一心で、 木の根っこにタイヤを取られそうになりながらも全速力で駆け降りた僕の事を ママ達・メグちゃんが ビックリしてたよ。 メグちゃん「そろそろ 帰る?」 僕「うん」 あっと言う間に、 遊び時間が終了〜。 お家に帰る事にした。 メグちゃんを先頭に テクテク ポテポテ トコトコ クンクン クンクン 情報収集も忘れずに〜。 テクテク ポテポテ トコトコ
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