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クッキー
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ママ「今日も、ペロッと食べられて良かったね」 僕「うん」 ママ「そう言えば、まだ パパに朝の挨拶してないじゃない」 「パパに 『おはよう』してきたら?」 僕「そうだ、パパに挨拶しなくちゃ!」 ソファーに乗せて貰って、 パパの横に ちょこんと お座り。 僕「パパ、おはよう〜」 パパ「クッキー君、おはよう〜」 パパが、 僕のツボを カキカキしてくれたよ〜。 僕のツボは、 お耳の付け根。 僕「気持ちいいな〜」 パパに かいて貰って ウットリ。 ママ「クッキー君、気持ち良さそうだね〜」 「パパと仲良しのところを写してあげる」 僕「お願いします」 気持ちよくて、 おめめがトロ〜ンとしてきたけど、 カメラ目線にするのは 忘れなかったよ。 今日は、パパがお仕事の日。 もう直ぐ 出かけちゃうから スキンシップ。 ほんの少しの時間でも、 幸せなひと時なの。 パパ「さてと、着替えるとするか…」 幸せな時間は、あっと言う間に終了。 パパ、ソファーから立ち上がって お仕度を始めたよ。 ママは、 食器の片づけで忙しいし 暇なのは、僕だけ。 TVが よく見える 席で、 よっこらしょ。 伏せをしながら マッタリ 食休みしてた。 そしたら、 パパ「今日は、5時55分に出ます!」 スーツ姿に変身したパパが、 僕とママに 出勤時間を知らせてくれた。 でも、 時計を見たら あと2分。 僕は、ママに抱っこして貰って お見送りの準備をしたよ。 めざまし君「5時55分、5時55分」 パパのあとを追いかけたら、 TVから めざまし君の声がした。 僕「パパ、もう出る時間だね」 パパ「うん、行って来ます」 僕「パパ、行ってらっしゃ〜い」 パパ「がんばってくるね」 パパ、 気合を入れて キリリとしたお顔で 出かけて行ったよ。 さあ、 リビングからも お見送りしよう〜! 窓際にスタンバイ! あっ、 バイクに乗ったな…。 エンジンをかけてるぞ…。 ブン ブンブンブ〜ン 僕「WONWONWON!」 パパのバイクが見えなくなるまで、 今日も 吠え続けた。 パパ、 お仕事 頑張ってね。
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