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お腹いっぱいになった僕は、 パパのお隣に よっこらしょ。 ママが、食器の片づけして ひと段落するまで マッタリ 食休みしていたよ。 ママ「オシッコを取って、 病院で検査して来よう」 僕「うん、お願いします」 ママが、トイレシートのツルツル面を表側にして準備。 ソファーから降ろして貰って、絞り出して貰ったよ。 ママ「あっ、流れちゃう!」 「パパ、手伝って〜!」 トイレシートが クシャクシャで オシッコが 下に流れそうになって大慌てのママ。 パパにSOS! パパ「はいはい、どうしたら良い?」 ママ「オシッコが流れないように、シートを抑えてくれる?」 パパ「OK!」 パパは、ママの指示通り シートを抑えてくれた。 僕は、 絞り出して貰ってる間、必死に前足で踏ん張っていたよ。 ママ「あっ、今 小くて黒いのが出た!」 「まさか、石じゃないよね」 パパ「石だとしたら、もっと痛がるんじゃない?」 ママ「最初じゃなくて、途中で出てきたね」 「先生にサンプルを持っていく」 パパ「うん、何でもないといいな」 僕のオシッコを見て、 パパとママが 心配そうな顔。 僕の膀胱から、何かが出ちゃったみたい。 ママ「兎に角、急いで診せて来るね」 パパ「うん」 小さくて黒い物が乗っているシートを切って、小袋に。 オシッコ容器と一緒にカバンに入れて 病院へGO! エッサホイサ エッサホイサ 新鮮なオシッコを持っていかないと…。 ママは、速足気味に エッサホイサ エッサホイサ マイカーを 押してくれたよ。 病院に到着したのは、9時ちょっと過ぎ。 ママ「定期健診で、オシッコを持ってきました」 「あと、オシッコを出してる途中に 黒い物が出たので持ってきました」 助手の女の子先生「あら、何でしょう…」 「先生に診せますね、少々 お待ちください」 受付で、オシッコとサンプルに持って来た小袋を提出して 待つこと数分。 先生「どうぞ〜」 ママ「お願いします」 先生「何か気になる事は、ある?」 ママ「2泊3日の旅行から帰ってきた翌日は、まっ黄色のオシッコでした」 「日にちが経つにつれて、だんだん 色が薄くなってきたんですが、今日は、オシッコの途中に小さくて黒い物が出たんです」 先生「あ〜、これか…」 「オシッコを出す時、出づらいって事や痛がる様子はない?」 ママ「ありません」 先生「じゃあ、そんなに心配する事もなさそうだね」 「もし、石だとしても、旅行のストレスで出来てた石が、帰って来てホッとしたら砕けて出てきたんじゃないかな〜」 「とりあえず、エコーを診よう」 ママ「お願いします」 僕は、ドキドキしながら 診察台の上で エコー検査を受けた。 先生「綺麗な膀胱だね〜」 「大きな石も見当たらないから、大丈夫でしょう」 「オシッコは、pH値が先月より 正常値で優秀だから 様子を診ましょう」 ママ「ありがとうございます」 先生「さっきの潰してみるね」 先生が、サンプルに持って来た黒い物体を 試しに潰してみてくれた。 先生「これね、石じゃない」 「全く、問題なしです」 ママ「石じゃないなら、ホッとしました」 ママ「あと、体重を計って貰って良いですか?」 先生「そうだったね」 「はい、どうぞ」 一度、 数字をゼロにしてから 僕は、 恐る恐る 診察台兼体重計に。 先生「5.36kgだね」 ママ「ありがとうございました」 先月は、5.23kgだから、 若干 増えてるけど、 問題なさそうだ。 気になっていた小さくて黒い物体が石じゃなくて ホットひと安心。 pH値は、優秀 ◎ て 言われて 良かった〜。 さあ、 続けて お散歩パトロールに行こう! 不安そうなママのお顔が、一気に ニコニコ顔に。 僕も、良い結果に ルンルンル〜ン お会計、1050円なり〜。 マイカーに乗って、エッサホイサ エッサホイサ 遊歩道に到着。 車椅子に乗り換えて、いざ 出陣! テクテク ポテポテ トコトコ 久し振りに歩く 僕の街のお散歩パトロールコース。 異常がないか、チェックしなきゃ! あっ、 アジサイが咲いてる〜! 僕とママ、 この種類のアジサイが 可愛くて好きなの。 旅行してる間に、咲いたんだね。 さあ、 どんどん 進もう〜! テクテク ポテポテ トコトコ ん? いつもと違う匂いがするぞ… 確かめてみよう〜! 段差を登って、 よっこらしょっと!
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