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クッキー
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さあ、 頑張って お家まで 歩こう〜! テクテク ポテポテ トコトコ メグちゃん、 スイッチが入ったみたい。 足取りが軽いね。 テクテク テクテク テクテク 僕は、一生懸命 メグちゃんの後ろ姿を見ながら テクテク ポテポテ トコトコ メグちゃん、 待って〜 メグちゃん「そう言えば、クッキー君 ついて来てるかしら…」 メグちゃん、 僕の事を気遣って 振り向いて 待っててくれたよ〜。 僕「メグちゃん、今 行くからね〜」 テクテク ポテポテ トコトコ やっと 追いついた僕。 メグちゃんと並んだり 離れたりしながら テクテク ポテポテ トコトコ メグちゃん「あら、これは 何かしら…」 クンクン クンクン クンクン 僕「ん? 僕も確認してみる」 メグちゃんが嗅いだ場所を クンクン クンクン 僕「なんでもなかったね」 メグちゃん「うん、ワンちゃんの名刺だったわね」 僕は、メグちゃんが嗅いだ所を 真似してクンクンするのが好き。 メグちゃんも、僕が嗅いだ場所を 嗅いだりもするよ。 僕達って、 真似っこするのが 好きなんだ〜 さあ、 どんどん 進もう! テクテク ポテポテ トコトコ いつもの 待ち合わせ場所に戻って来た。 僕「メグちゃん、またね」 メグちゃん「…………」 あれ? 振り向いたら、 メグちゃんがいなかった。 僕とママ、 ひたすら前を見て歩いてたから メグちゃんが遅れてる事に気が付かなかったよん。 僕「メグちゃん、ごめんね〜」 ママ「途中で、振り向かなかったから 気が付かなくて ごめんなさい」 僕とママ、 メグちゃんとメグちゃんママさんに謝ったよ。 メグちゃん「私、途中で 疲れちゃって立ち止まっちゃったの」 メグちゃん、 ママさんに抱っこして貰って 追いついた。 僕「じゃあ、また明日ね」 メグちゃん「明日は、8時半に会いましょう」 明日のデートの確認をして バイバイ。 それぞれ お家へ。 テクテク ポテポテ トコトコ メグちゃん「クッキー君〜、待って〜!」 テクテク テクテク テクテク 僕「あれ? どうしたの?」 メグちゃん「名残惜しくて 付いて来ちゃった」 明日も会えるのに、 今日は 偶然に会えたからかな…。 メグちゃん、 僕と離れたくないみたい。 僕「メグちゃん、僕だって名残惜しいよ」 「だけど、振り向いたら 分かれ辛くなっちゃうじゃない」 僕は、男らしく 振り向かずに テクテク ポテポテ トコトコ メグちゃん「クッキー君たら、クールね」 メグちゃん、 僕の後姿に 熱い視線を ジー。 僕は、視線を感じながら 振り向くのを我慢していた。 テクテク ポテポテ トコトコ テクテク テク… ママ(心の中)「あれ? メグちゃん 止まった…」 曲がり角まで、僕を追いかけて来たけど 興味のある物を見つけたみたい。 立ち止まっていたから、 ママ達同士 声を出さずに 「バイバイ」 メグちゃんに気が疲れないように 手を振って 別れたの。 ママ「クッキー君は、幸せだね〜」 「名残惜しくて 付いて来てくれる彼女がいて 羨ましいな〜」 僕「うん、なんか照れちゃう」 ママと話しをしながら、 テクテク ポテポテ トコトコ メグちゃん、 お見送り ありがとう〜。
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