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クッキー
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メグちゃん「ねえ、 クッキーくんは おやつとママさん どっちが好き?」 僕「今度は、おやつとママを比べるの?」 「う〜ん……、困ったな…」 メグちゃんママさん「良いこと 考えた!」 「私が おやつを持って呼ぶから クッキーママも クッキー君を 同時に呼んでみて」 ママ「うん、分かった」 ママ達が こっそり 打ち合わせ。 メグちゃんママさん「クッキー君、メグちゃん 待て」 ママ「クッキー君、 待て」 ママ達、 コマンドを出しながら 少しずつ 後ずさり。 僕とメグちゃんは、 ママ達を ジー。 メグちゃんママさん「メグちゃん、 クッキー君 おいで〜」 ママ「クッキー君、 カム!」 ママ達が 同時に 僕達を呼んだ。 メグちゃん「ママ〜、 今 行くわ〜」 タッタッタッタッタッタタ〜 僕「は〜い、 今 行きま〜す!」 タッタッタッタッタッタタ〜 一目散に メグちゃんママさんの所に 駆けていった。 僕「メグちゃんママさん、 お手手に持ってる おやつを下さいな」 メグちゃん「私も おやつを ちょうだいな」 いつも ママにくっ付いていないと不安な僕だけど、 おやつには弱いの。 僕って、 やっぱり 食いしん坊なんだな〜。 一粒ずつ貰って パクリ ムシャムシャ メグちゃん「ねえ、 ミニピンちゃんとボーダーコリーちゃんに 挨拶しに行かない?」 僕「う…うん…」 積極的なメグちゃんを追いかけて タッタッタッタッタッタ〜 ママ「おはようございま〜す」 ママも みんなの輪に入っていったから 勇気を出して 仲間に入れて貰う事にした。 ドキドキ ドキドキ 安全地帯から ちょっとだけお顔を出して ジー。 みんな、 元気いっぱいだな〜。 ミニピンちゃん「初めまして、おはよう」 ミニピンちゃんが 僕の所に近付いてきた。 僕「お…おはよう、 は…初めまして」 ドキドキしながら お鼻とお鼻で クンクン ご挨拶してみたよ。 年齢を聞いたら、 7歳の男の子だって〜。 僕と同級生だね。 メグちゃは、積極的に テクテク テクテク 挨拶回りしてるけど 僕は 安全地帯にピッタンコ。 ママ達は、 ワンコ仲間と お喋りが出来て 嬉しそうなお顔してたよ。 そこへ、 少学生の女の子が やってきた。 聞いたら 理科の授業で 外に出てきたらしい。 ワンコ好きの女の子 5〜6人が 僕達の周りを囲って ニッコニコ。 女の子達「触ってもいいですか?」 きちんと挨拶して 礼儀正しいね。 ママ「どうぞ」 僕とメグちゃんは、たちまち アイドル。 撫でて貰ったり 「かわいい〜!」って 言って貰って 大満足。 あっ、 だけど 女の子達 授業に戻らなくて 大丈夫かな…。 心配になった僕達は、ちょっとだけ 女の子達と お喋りしてから 帰る事にした。
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