ただのエロおやじ? 2
続き
コツコツ コツコツ コツコツ
ヒールの足音を立てながら、颯爽と歩く女性が、僕の横を通り過ぎた。
クルリン
うわぁ〜、若くて綺麗な女性だなぁ〜
大学生?
それとも社会人?
(;¬_¬)ジー
あっ、勝手に妄想して ごめんなさい。
ただのエロおやじになる所だった (^_^;)
僕のイメージを崩したら いけないから、もう ジロジロ眺めるのは止めよう。
さぁ、僕達も歩こう。
テクテク ポテポテ トコトコ
テクテク ポテポテ トコトコ
あっセミさんがひっくり返ってる〜。
僕とママは近付いてみた。
ママ「見てごらん」
僕「うん」
鼻でツンツン ツンツン
ジジジジジーーーーーー
うわぁ、びっくりした!なんか 鼻の頭が痛いな。
びっくりした拍子に セミさんが ばたつかせた羽を鼻の頭にぶつけたらしい。
僕は、2歩 後ろに下がったら、セミさんは ジジジジジーって 低空飛行で 飛んでいったよ。
多分、このセミさんは、残り僅かな命だと思う。
さぁ、どんどん歩こう。
テクテク ポテポテ トコトコ
ママ「またセミさんがひっくり返ってるよ」
「見てごらん」
嫌だ〜〜〜〜〜。
また、鼻の頭が痛いのは嫌だ〜〜〜〜〜〜。
前足を踏ん張って 抵抗した。
ママ「そんなに嫌なら、いいよ、行こう!」
よかったぁ〜
テクテク ポテポテ トコトコ
テクテク ポテポテ トコトコ
あっ、トイプーちゃんと白いワンちゃん2匹だ!
脇に寄って、道を譲ろうかな。
ママと一緒に 遊歩道の脇に寄って「お先にどうぞ」
ワンちゃん達が、僕の横を通り過ぎた時も、吠えなかったよ。
もしかして、これも 練習会の成果?
ママ「クッキー君、偉いね」
おやつはなかったけど、言葉のご褒美をくれた。
さぁ、歩こう。
テクテク ポテポテ トコトコ
テクテク ポテポテ トコトコ
休憩場所までテクテク ポテポテトコトコ
日陰のベンチによっこらしょ。
お水をカブガブガブガブ
ママも お水をゴクゴクゴクゴク
ちょっとだけ休んでから坂道手前に向かった。
続く
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