たくさん歩けたよ〜
続き
さぁ、どんどん歩こう!
テクテク ポテポテ トコトコ
テクテク ポテポテ トコトコ
暗いトンネルを抜けて〜
ハァーハァーハァー ハァーハァーハァー
ちょっと 息が上がってきたかも〜
ママ「大丈夫?休みながら歩こうね」
僕「うん」
今日は いつもより距離があるから、無理をしないで ゆっくり ゆっくり〜
時々 立ち止まりながら テクテク ポテポテ トコトコ
ハァーハァーハァー ハァーハァーハァー
ママ「ベンチで休憩しよう」
僕「うん、喉カラカラ〜」
よぉし、ベンチまで 頑張るぞ〜!
テクテク ポテポテ トコトコ
テクテク ポテポテ トコトコ
あそこのベンチにしよう。
テクテク ポテポテ トコトコ
よっこらしょ。
ママ「はい、お水」
僕「ありがとう」
ガブガブガブガブガブ
喉がカラカラで 一気に飲み干しちゃった〜。
喉が潤ったら、呼吸が整うまで 一休み。
ママも 景色をボケーッと眺めて一休み。
「ワンちゃん、お散歩好きなんですか?」
ん? 誰かな?
振り向いたら、年配の女性だった。
ママ「はい、お散歩が好きですよ」
年配の女性「私の柴犬は病気で13歳で亡くなったの」「犬が愛おしくて、見かけると、つい声をかけちゃうのよ」
「トイレは どうしてるの?」
ママ「時間を見て圧迫してます」
年配の女性「あら〜、それじゃぁ、目が離せないわね。でも、だからこそ可愛さが増すでしょう?」
ママ「はい」
年配の女性の目は、涙が見えた。
多分 柴犬ちゃんの事を思い出したのかも…
もう少し 話したかったみたいだけど、スーパーが開店したみたい。
年配の女性は「元気でね」と言って行っちゃった。
柴犬ちゃんも たくさんの愛情を貰ってたんだな〜って分かる。
病気で お星様になったのは残念、ご冥福を祈ります。
年配の女性と別れた後、僕はバギーに乗り換えた。
ママ「今日は沢山歩けて偉かったね〜」
僕「頑張ったよ」
ママ「頑張った記念に一枚」
「ハイチーズ!」
カシャ!
続く
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