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  • ■猫種: その他
  • ■誕生日: 2007年04月15日
  • ■性別: 男の子
  • ■好きなこと: 遊ぶ事

■クーの家族

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お茶目で元気な我が家のひとり息子のクーの笑ったり、すねたり、怒ったりの日々をたくさんの思い出として綴っていくブログです♪

クーの残してくれたもの

登録カテゴリ:日常の出来事 投稿日時:2007年08月09日 22時16分

今晩は、皆さん。
たくさんのコメント、本当にありがとうございました。
1人1人の言葉に胸が熱くなります。
もう泣かないで下さいね。
私は多分もう大丈夫です。
皆さんがここにいるから。

こんなことをここで書き綴るのはペットのブログから大きくそれてしまうものになりますが、自分の気持ちも整理したいので、ここに書きとめます。
聞きたくない話になるかと思います、こんな私を許して下さいね。

クーと出会う前、保健所に関わる仕事をするまで、私はずっと不安と焦りと背中合わせで生きてきました。
恥ずかしい話、今でも状況は変わりませんが、家庭崩壊寸前、共にがんばりたいと思う主人とはどこに絆があるのかわからなくなり、加えて生活苦も加わり、結果私が稼がなくては生活していけなくなりました。
今の生活を守るためには、自分が変わるしか道はなかった。
動物はだいすきだったけれど、今のいっぱいいっぱいの自分にペットを飼うだけの心の余裕がなく、自信もなく、もちろん最期まで看取る勇気もなく、
正直ペットのことは頭にありませんでした。

でも、そんな時運命は動きました。
それまでなんのために毎日働き、なんのために自分ががんばっているのかわからず、ただただ毎日の生活に追われるだけで、
重たいタメ息ばかり、うまくいかない現実に焦り、苛立つ毎日の繰り返し。
ものすごい形相で毎日を流されるように過ごしていたような気がします。

神様はこんな自分をちゃんと見ていたのかもしれません。
そんな風に生きていていちゃいけないよ。
このコをみてごらん。
見ててごらんって教えてくれたのかもしれません。

クーとの出会いが小さな自分を変えてくれました。
母や友人には最初いっぱいいっぱいの生活をしているのに、やめた方がいいと反対されましたが、目の前で通り過ぎては消えていく命をただ見ていることができなくて、
自分でもわかっていたけど、
小さな命は私が守る、守ってみせる。
そうもう決めていたんです。

そんな中クーと出会い、私たちは家族になりました。
毎日がどんなに楽しく、どんなに笑って過ごしたか。
クーと過ごした2ヶ月間は毎日が記念日になるくらい、
毎日が私の宝物になりました。
そしてクーと過ごした期間はとても短かったけれど、たくさんのことをクーから教えてもらったような気がします。

それはお金では決して心を埋めることのできない、大切な大切な気持ちでした。

そしてその気持ちはこれからもなくならない、色あせることのない大切な大切な気持ちです。

その気持ちを大切にしたいから、これからもしていこうと思うから
今は泣いてるけど、前へ踏み出していこうと思います。
笑って、元気に毎日を一生懸命抱きしめようって思います。

クーとのたったひとつの出会いから私は今数え切れないほどの出会いをもらいました。
クーがいなければ、ここに来ることはありませんでした。

クーがいなければこんなにたくさんのみんなといっしょに喜んだり、笑いあったり、
肩を叩き合ったり、共に泣きあうこともありませんでした。

クーがここにいた意味を、クーが懸命に生きた証を、
クーがつないてくれた仲間の糸を両手でぎゅっと抱きしめながら
明日へ向かっていきたいです。

なんてほんとはちょっぴりの強がって言ってるのかもしれません。
でも、そうでも言わないと前には進めないから、
こうしてここに自分の気持ちを綴りました。

皆さん、誰もがわかっていることですが、
わかっていても失ってから気づくことは大きいです。

毎日が元気で過ごしていける大切さを
気づかないけど目の前やすぐ横にあるしあわせを忘れないで下さいね。

そして愛する人たちといっしょの時間を、その瞬間を思い切り抱きしめてください。

生きているこの瞬間を抱きしめてあげてくださいね。

私にはもうクーをこの手で抱きしめることはできませんが、
いつの日かクーが姿を変え、私の目の前に来てくれる日を待ちながら
毎日を精一杯笑って生きていきたいと思っています。

最後になりましたが、クーを通じてこの場所で出会えた皆さんとの出会いは
クーからの贈り物となりました。
本当に皆さん、ありがとう。
痛いくらいの気持ち、たくさんありがとう。

本当に本当にありがとうございました。





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