先日の重たい内容にコメントを寄せてくださった皆さん、読んで下さった皆さん、ほんとにありがとう。
今日はちょこっといい話してみましょ!←そんなにいい話じゃなかったらごめんなちゃい!
先日保健所に1匹のわんこが連れてこられました。
まだ歯が全部生え揃っていない、1歳になったかどうかわからない、限りなく柴犬に近い中型のわんこ。
そのコはとても人なつっこくて、人を全然恐れない。
誰にでも尻尾ふりふり、お腹も出して服従ポーズ。
要求していないのに人の顔見て、無邪気にお手はするし、手も顔もペロペロってなめてくれる。
優しいお目目がかわいいわんこでした。
ただ普通お散歩がだいすきなはずなのに、このわんこは全然お散歩をしたがらない。
いいえ、したがらいんじゃなくて、お散歩がわからない、
お散歩がしたことのないだろうわんこでした。
(狭い部屋に閉じ込めて、生ませるだけ子供を生ませたらポイッと捨ててしまう悪質なブリーダーが最近多いとのこと。
こんなわんこが捨てられるケースもまた増えています)
そうしてみんなに可愛がられながらも処分する日は確実に近づいていました。
どうにか新しい飼い主をとあたってみたけど、反応がない。
人にいやなことをされてきたのに、それでも人を慕ってくる無邪気でかわいいコをなんとかと願ってきたけど、ついに希望が断ち切られたてしまいました。
ついに処分される日が来てしまった。
もうどうにもできない。あんまりだ。。。
そう思ったとき、ある男の人が保健所にやってきました。
「犬を見にきたんだけど、いるかな」と。
おじさんはそのわんこを引き取ってくれました。
先日奥さんを亡くし、ひとりぼっちになってしまったこと。
一人誰もいない家に帰るのは悲しいこと。
十数年犬を飼っていなくて大丈夫かなって思うけど、いっしょに生きてくれるわんこを探しにここへきたこと。
トイレもお散歩も満足にできないけど、それでもいいんだとおじさんは
わんこを連れて帰っていきました。
わんこも普通知らない車に乗るのは嫌がるけど、このわんこは自らちゃんと車に乗り、しゃんとした格好でおじさんに引き取られたそうです。
運命の出会いってやつなんですね。
生まれる前からこうなることがきっと決まってた。
きっとそう。
ぎりぎりのところでやっと出会った一人と一匹。
おじさんとわんこ元気にしてるかな、きっと仲良くしてるよね。
クー、聞いてる?
おぬしとも運命の出会いしたんだよ〜、わかっちょるですか!!