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僕が普段写真を撮るときの構図や、ちょっと気をつけているポイントをご紹介します。

○「1/3の法則」とは？
「1/3の法則」とは、画面の1/3の部分に被写体を配置するとバランスがよく見えるという考え方です。黄金比や白銀比などの細かい比率など気にせずに、1/3だけを気をつけるだけなので、簡単ですよね。
画像に文字を入れたい場合も、この法則で撮影しておくと、写真のバランスを崩さないので、文字が入れやすくなると思います。

縦位置でも横位置でも、○赤マルで囲んだ部分のどこか1つに、メインの被写体を持ってきます。

つい撮りたい被写体を真ん中に持ってきてしまいがちですが、この1/3の法則に気をつけて空間を作るだけで、写真の雰囲気も変わってくるので試してみてくださいね。
左の写真も、ゆったりとした感じを出したかったので、「1/3の法則」を使って空間を設けました。

撮影データ EOS 20D・EF-S17-55mmIS 1/500秒 f4.0 Avモード（+1補正）ISO200

「1/3の法則」を使って空間を設ける場合、被写体の顔が向いている方、または進行方向に空間がある方が、全体のバランスはよく見えます。
あえて詰まった感じを表現したいときは、この限りではないので、たくさん撮って写真の中の空間を自由に使ってくださいね。

撮影データ EOS 20D・EF24-70mm 1/125秒 f3.5 ISO400

○キャッチライトとは？
これも「1/3の法則」と同様に聞きなれないと思いますが、簡単に被写体が生き生きとするので、ぜひ覚えてください。 “キャッチライト“とは、被写体の「目」に「光」を入れることによって生き生きとした表情にするテクニックです。他に”キャッチアイ”などとも言われています。
下の写真を見比べてください。同じ写真なのですが、右の写真は目の「キャッチライト｣を画像編集ソフトで消してみました。たったこれだけで、全然違うでしょ？ 特に黒いワンコ、ニャンコでは、キャッチライトがあるのと無いのでは表情が全然違ってきます。

撮影データ EOS KissデジタルX・EF-S17-55mmIS 1/640秒 f3.5 Avモード（+1/3補正） ISO200

具体的にどうしたらいいのかと言うと、被写体の｢目」に光を反射させればいいんです。この反射は肉眼で確認できるので、撮影する前に確認することができます。 太陽でも、室内のライトや窓からの光でも、強い反射光でも何でも「光」が「目」に反射すれば「キャッチライト」になるので、撮影するときに被写体の「目」を見て、「キャッチライト」が入っているか、 気にしながら撮影してみてください。

○たくさん写真を撮る
今回は「1/3の法則」と｢キャッチライト」をご紹介しましたが、お気に入りの写真を撮れるようになるには、とにかく失敗をおそれずたくさん撮影する。これです。

みなさんも楽しくいっぱい撮影してくださいね。

筆者 放浪写真家

撮影データ EOS KissデジタルX・EF-S17-55mmIS 1/50秒 f3.2 ISO400