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第3回「ブレとピンボケの違いを知る〜ピンボケ対策編〜」

写真 写真

ペット初詣取材で出会ったパトラちゃん

撮影データ EOS 20D・EF-S10-22mm 1/30秒 F/5.6 ISO200

銀座取材で出会ったウォーレスちゃん

撮影データ EOS KissデジタルX・EF-S17-55mmIS 1/400秒 F/3.5 ISO200

上の2枚の写真の左側が全体がぼやけている「手ブレ」写真で、右側が地面にピントが合ってしまった「ピンボケ」写真なのですが、違いが分かりますか?
「ピンボケ」写真を「手ブレ」写真と勘違いして、いくら「手ブレ」対策をしてもピンボケは、なおりません。 ピントはカメラが合わせてくれるから大丈夫とカメラ任せにせずに、きちんとピントを合わせてから撮影しましょう。


第1回でも紹介したシャッターボタンの「半押し」、みなさんされていますか?
オートフォーカスのときはコンパクトカメラでも一眼レフカメラでもきちんと「半押し」をしてピントを合わせてくださいね。
しかし、ピントを合わせようと「半押し」をしてもワンコ、ニャンコはお構いなしに近づいてくるので折角ピントを合わせてもすぐずれてしまいますよね。 そんなときはカメラの「通常最短撮影距離」と「手の長さ」を覚えましょう。

写真

東京・谷中 だんだん坂にて

撮影データ EOS 20D・EF24-70mm
1/100秒 F/5.0 ISO200

「最短撮影距離」って何?
カメラカタログの主な仕様などのレンズの項目に「撮影距離 通常撮影:45cm〜∞」などと書かれてあるのを見たことがありませんか。この「45cm」が「通常撮影最短距離」です。 これはレンズによって違うので、一度お持ちのカメラも調べてみてください。
なぜ、この数字が重要なのかというと、ワンコもニャンコも興味があるとピントなんてお構いなしに近づいてきますよね。 そんなときに、この「通常撮影最短距離」を覚えておくと、これ以上近づくとピントが合わないことが分かるので、ワンコやニャンコとカメラの距離を一定以上空けることが出来るようになります。


「手の長さ」とどう関係があるの??
僕が良く使うEOS KissとEF-S17-55mmISレンズの場合、「最短撮影距離」が「35cm」でファインダーを覗いたまま左手を伸ばしてワンコの頭をさわれる距離が大体「45cm」です。 これで近づいてくるワンコとのピントの合う最短距離を測って撮影しています。
コンパクトカメラも同じで、左手を伸ばしてワンコやニャンコとの距離を測りながら撮影すれば、近すぎて背中や背景にしかピントが合っていないということは少なくなると思います。


写真

銀座取材で出会ったアンちゃん。
遊びたいアンちゃんはカメラなど気にするはずもなく、僕に近寄ってきました。この時、左手で胸あたりを押さえて距離を保って撮影しました。


撮影データ
EOS KissデジタルX・EF-S17-55mmIS
1/2500秒 F/3.5 ISO200


お持ちのカメラの「通常撮影最短距離」が「何cm」で、ご自身の手でワンコやニャンコの頭をさわれるとき、 カメラの位置が伸ばした手のどの辺りにある時にカメラの「通常撮影最短距離」と同じ「何cm」くらいになると、測ってみてください。
ぎりぎりに測りすぎると、ピントも合いにくいので、10cmくらいは「通常撮影最短距離」より余裕を持って測ってくださいね。


ココからはもう慣れるしかありません。液晶画面を見ながらでも近づいてくるワンコやニャンコとの「通常撮影最短距離」を保ち撮影して下さい。 「近づきすぎたかな?」と思ったときなど、手を伸ばして距離を測ったり、カメラを被写体から離したりしてくださいね。


みんなの疑問?「マクロってどう使うの?」
マクロ使っていますか?これは「通常撮影距離」より近づいて撮影出来る機能です。よく花のマークが目印になっています。
通常45cmまでしかピントが合わせられないカメラが、マクロ機能を使うと広角側で3cmまで近づいてピントを合わすことができます。これによっていつもよりUPで撮影することが出来るようになります。

写真
CANON IXY DIGITAL 900 IS

カメラカタログの「通常撮影距離」のすぐ下などに「マクロ撮影:3(W)/30(T)〜60cm」と書いてあるのが、マクロ撮影できる距離です。 W=広角側で3cmまで近づけて、T=望遠側で30cmまで近づけるということです。望遠側より広角側のほうが大きく撮影できるので面白い写真になりますよ。

マクロ機能を使うときに注意
10cm以上近づくときはフラッシュを発光しない。
特に顔のアップをマクロ撮影するときは絶対にフラッシュを発光させないでください。薄暗い場合では前回ご紹介した、「高感度設定」にしてくださいね。


次回は 『ホワイトバランスって何?』です。

写真提供・協力:PETST All rights reserved(無断転載禁止)
機材協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社

筆者 放浪写真家


写真

ホワイトタイガー・・・
東京、谷中にて

放浪写真家

チベットを放浪するのが好きな写真家。寝転んで猫を撮影したり「ワンコの写真を撮らせてください」と声をかけられたら、それは放浪写真家かもしれませんよ。

ご質問をお待ちしてます!(受付期間:2007年6月20日まで)

「これは何?」「この場合はどうしたらいいの?」なことから「専門的で難しい」ことまで何でもコチラから、件名に「写真講座質問」と入力して質問してくださいね。 「勝手に写真講座」では皆様のデジタルカメラや撮影の仕方への疑問、質問で多かったものを講座内で解決していければと思っています。
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