中世のヨーロッパでは「ネコは平和を掻き乱す者」「悪魔(魔女)の仲間」と信じられていた為、多くのネコが犠牲になりました。この時代には、年に一度のお祭りの最後の日を「ネコの水曜日」として、鐘楼の上から生きたネコを投げ下ろしたのです。この慣習は数世紀にわたって続き、1817年まで行われていたといいます。
1938年になると、その残酷性から、ネコのぬいぐるみを投げる形となって復活しました。戦争によって、行われなくなった時期もありましたが、1946年からは再度小さいパレードが開かれるようになり、マルクト広場でのネコ投げでクライマックスをむかえる、という形で復活します。 |