ようこそ!ペットストリートへ
東京都豊島区にあります「切手の博物館」で「イヌ年だけどネコ」展が開催されていたので、PETSTスタッフも足を運んできました。 JR山手線・目白駅からスグの「切手の博物館」。建物もキレイで、とても入りやすい雰囲気でした。 受付を済ますと、まずはミュージアムグッズコーナーにあるハガキやレターセット、今回展示中のネコの切手もいくつか販売されていました。イヌの切手もありましたよ。
グッズコーナーを横に奥へ行くと、今回のメインであるネコちゃんたちの切手がたくさん!数だけではなく、描かれているネコちゃんの品種の数や、切手の発行国の多さにもびっくりです。日本はもちろん、中国、イギリス、アメリカ、ベトナム、タンザニア、パラグアイ、ブルガリアなどなど。。世界中でネコちゃんの切手は発売されているんですね!
左の切手は、ネコを描いた世界最初の切手です。スペインが1930年に発行した航空切手です。飛行家リンドバーグが1927年に達成した大西洋単独無着陸飛行を顕彰した図案です。右下にネコが描かれているのがお分かりになりますか?このネコちゃんは、リンドバーグの愛猫パトシィの後姿です。
スペイン 1930年発行
こちらは幸運の象徴がテーマのグリーティング切手です。黒ネコはイギリス人にとって幸福をもたらす動物。ネコのデザインのある物はラッキーアイテムとして使われます。 下段真中は幸運を呼ぶ黒ネコのマッチ。上段右端はネコのチャームの付いたブレスレット。
イギリス 1991年発行
多くのネコは水を恐れて泳ぎませんが、こちらの切手に描かれているターキッシュバンは泳ぐ猫として知られております。その姿をデザインにして、水泳するネコを描いている切手はこれだけのようです。
アンゴラ 1998年発行
もう一つ、珍しいネコちゃんの切手をご紹介。 マンクスという品種で、突然変異で産まれた尻尾のないネコです。イギリス・マン島という限られた環境で繁殖し、尻尾のない品種として定着しております。
マン島 1989年発行
このような珍しい切手ばかりではなく、日常の愛らしいネコちゃんの姿を描いた切手も、もちろんたくさんありますよ! 下の2枚は「眠っているネコ」を特集した切手です。 すやすやと寝ている感じが切手からも伝わってきて、こっちまで気持ちよくなりそうです。
ドミニカ国 2000年発行
イギリス 1995年発行
次の2枚は「○○の中、××の上」という特集での切手です。 木登り大好きなネコちゃんたちが描かれています。
最後に、愛らしいネコの仕草のコーナーの切手をご紹介します。 毛玉と戯れていたり、何かに飛びかかろうとしている姿だったり。。とても躍動感あふれる描写ですよね。
どの切手も、描写が美しく、ネコの愛らしさがとてもよく描かれていました。切手というより、絵画を見ているような感覚です。しかも、世界各国、ネコの愛らしさは同じように人の目に映っているのですね! 平日の午前中に伺ったのですが、来館者は私が思っていたよりも多く、皆さんのネコちゃんへの関心の高さを垣間見ました。
筆者 てるてるぼうず
今まで毎週水曜日に更新してまいりました「PETST ライブラリー」ですが、 2007年1月からは「毎月第二水曜日」の更新にさせて頂きますのでご了承ください。 次回掲載は1月10日予定です。 →ライブラリに関する問い合わせは、コチラまで