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「聴導犬について」
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盲導犬、は皆さんもよくご存知でしょうし、街中で見かけることもよくあると思います。
ですが「聴導犬」という補助犬をご存知でしょうか?

盲導犬は、視覚障害者の“目”として歩行を安全に保つ犬、聴導犬は聴覚障がいをもつ方々の“耳”となって、生活に必要な音を知らせる犬なのです。

家の中の音、例えば玄関のチャイムの音や料理タイマーの音、人を呼ぶ声、目覚まし時計の音などを聞くと、前足でユーザーの体にタッチして、音の源に誘導します。

聴導犬の仕事は大きく5つ。
(1) 日常生活で必要な音→ドアベル、目覚し時計、ファックス、料理タイマー
(2) 家族間のコミュニケーション→家族同士で呼び合う、幼児や赤ん坊の泣き声など
(3) 自宅外の音:銀行等での順番、トイレ等のドアノック、各種警報機
(4) ユーザーの安全を保つ:笛吹きやかん、煙報知器
(5) リスク・コミュニケーションケーション:聴導犬の存在によって、外見に障害が表れない聴覚障がい者の方がそばにいることを、地域や社会にしらせることで、天災や事故が起こる前や起こった後に、聴覚障がい者の方への手助けや、リスク時における救済の必要性の意識をよび起こすことができる。

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以上のように、聴導犬に最も期待されている役割は、耳の不自由な方の命を守ることです。日本聴導犬協会では、ユーザーとなる聴覚障がい者が希望する、屋内での必要な音を8種類まで訓練し、無料で貸与とアフターケアを行います。聴導犬は、貸与後に、ユーザーとの絆が創れれば創れるほど、聴導犬の教える音は無限大といわれています。

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1957年から約40年の歴史をもつ盲導犬に比べると、日本での聴導犬の訓練は1981年(国際障害者年)から始められて、まだ約25年。 その間に25〜26頭が訓練されていますが、現在、現役で活躍している聴導犬は10頭くらい。まだまだ少ない状況です。


聴導犬になるには、特定の種類が決まっているわけではありません。犬の適性が重要で、健康で、攻撃性が無く、人が大好きで、どんな場所でもリラックスできるような自信のある子が向いています。実際、候補となるワンちゃん達は、捨てられたワンちゃんや、飼主のいないワンちゃん達が殆どです。
「ソーシャライザー」といわれる、聴導犬の候補犬を育成するボランティアの方々のお宅で、人間社会に慣れるための「マナー」(社会化)を学びます。その後、訓練に向いているかどうか、適性テストを繰り返し合格できたら、約4〜6ヶ月の訓練に入ります。具体的には、音を教える訓練のほかに、バスに乗ったり、お店に入る練習などもします。もちろん、ユーザーのお宅に行ってからも自宅訓練は毎日おこないます。3ヶ月間くらいは訓練期間にあてられます。トータルで、最低1年8ヶ月は訓練期間、ということになります。

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聴導犬について、少しでもご興味をもたれた方は、書籍がたくさんありますので、お近くの図書館などで探されてみてくださいね。

→(福)日本聴導犬協会の資料リストはこちら

→しつけ&トレーニングに関するDVDも出ていますので、こちらから見てみてください。

写真提供・協力:社会福祉法人 日本聴導犬協会
All rights reserved(無断転載禁止)

→詳しくはこちらから

筆者 てるてるぼうず


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