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いまや“デイケア”は幼児やご病気の方だけではないようです。 ここ数年だけで、アメリカ国内で1500以上の犬用のデイケア施設がオープンしました。設備は場所によって様々で、リムジンで家までお迎えに来てくれるところまであるそう。人によっては、年間に$6,000〜$7,000ものお金を、このサービスに費やすそうです。もはや子供にかける金額と変わりませんよね。
Genny Quarfootさんと旦那さんのMattさんのお家には1歳になるラブラドールレトリバー、Roxyちゃんがいます。ですが、お二人ともお仕事で忙しい日々を送っていて、あまり犬の世話をする時間を割けない状態でした。とはいっても、もちろんRoxyちゃんがとても大切な存在であることには変わりありません。そこで、Roxyちゃんをお家に一人にする事になってしまう時は、ワシントン郊外にある近くのAna's Arkという犬専用のデイケアへ連れていくようになりました。
デイケアへRoxyちゃんを連れて行くと、近付くだけでも尻尾を振って大喜び!着いた途端に、他のワンちゃんも駆け寄ってきて、まるでラグビーのスクラムを組んでいるように、大はしゃぎ。
Ana's Arkは、もともと郊外の産業地域で倉庫として使用されていた所を改装して使用しています。室内には子供用のすべり台などが置かれていて、犬たちはそこに登って遊んだり、数人のスタッフとボール遊びをしたり、もちろんスタッフの方々はペーパータオル片手にお部屋を清潔に保つようにも努力されています。
こちらのAna's Arkは4年前にオープンして、今は一日に50頭ものワンちゃんのお世話をしているそうです。8台のWEBカメラも設置されていて、ご自分のワンちゃんが心配な飼主さんは、仕事場からでもワンちゃんの様子を見ることができます。
QuarfootさんもRoxyちゃんの様子をよくWEBカメラで見ているようです。お友達から「そこまで?!」と驚かれることもあるそうですが、QuarfootさんはRoxyが元気に楽しく遊んでいる様子を見るだけでホッとするそうです。こんな気持ち、ペットオーナーさん達なら共感できるのではないでしょうか?
Ana's Arkを開設したAnnaliese Johnson氏いわく、「1970年代には常に家には家族の誰かがいる、という時代でしたが、最近は共働きが当然の時代。家族によっては1日10時間も家を空けるところもあります。ドッグ・デイケアがあることで、飼主さんも自分のしたいことができるようになります。」 こちらのデイケアは1日$30(約3,400円)。Quarfootさんは「それだけの価値があるわ!」と仰っていましたが、皆さんはどうでしょう?
筆者 てるてるぼうず
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