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「ペット探偵?!その2」

前回に引き続き、Pet Hunter International(PHI)のご紹介をしたいと思います。

前回は、PHIで訓練をうける人間の“ペット探偵”とワンコの“ペット探偵”の訓練内容などをご紹介したので、今回は実際に活躍したお話をご紹介します。

写真:オーストラリアでハイドロ・バスのサービスを行っている、Tammy's Mobile Dog Washing

最初はロサンゼルスであったお話。
昨年、Gayle Mousisさんが夜中に目を覚ました時、家の中がやけに静かだな、という事に気づきました。確かに、彼女の息子さんは休暇で旅行に行っていましたが、Nashmanという名前のシベリアン・ハスキーが見当たらないのです。その日、Mousisさんの家に来ていた職人さんが、玄関の門を大きく開けたまま家を出てしまったために、Nashmanは外に出てしまったようなのです。
パニックになったMousisさんはL.A.にあるLost Pet Detection Agency(迷子ペット探偵事務所)のLandaColdironさんに連絡し、Coldironさんは、救助犬Ellie Maeと一緒に捜索に繰り出しました。
Ellie MaeはNashmanの匂いをワンちゃん用ベッドから嗅ぎ取って、その匂いを辿っていき、近所のコーヒーショップにたどり着きました。Coldironさんは、そのコーヒーショップ店内に「迷子犬を探しています」というポスターを貼って帰りました。実は、このコーヒーショップでNashmanを見つけたカップルが、野良犬と勘違いして家に連れ帰ってしまっていたのです。
そのカップルがこのコーヒーショップに再びやってきた時、このポスターを見て、Coldironさんに連絡し、無事にNashmanは飼主さんの元に戻ってくることができました。


写真

無事に戻ってきたNashmanと飼主のJohn Mousisさん。戻ってくることができて、本当に良かったですね!

さてさて、ペット探偵が活躍するのは、ワンちゃんがいなくなった場合ばかりではありません。ネコちゃんの捜索も行います。

写真:オーストラリアでハイドロ・バスのサービスを行っている、Tammy's Mobile Dog Washing

これは昨年の冬のペンシルバニアでのお話。
Bernadette Palmerさんの、2歳になるネコちゃん、Callieは、ペンシルバニアのノース・ウェールズにある家の2階の窓から外に出かけていきました。それは夜の出来事。ところが、Callieちゃんが戻ってきません。この頃のペンシルバニアは、吹雪がきていて、気温は氷点下以下でした。1週間が経っても、戻ってくる気配がありません。心配になったPalmerさんは、ペンシルバニアにあるDetect-A-Petに連絡をとりました。ここでは、Steve Hageyさんがペット探偵として活躍しています。(残念ながら、現在はパートナーとなるワンコはいないのですが。)
Hageyさんは、暗視スコープ(明かりのない暗い場所でも視界を確保できる双眼鏡のようなもの)と、何フィートも先の音も集める集音装置、動くものに対して反応するカメラなどを使って、34日をついやしてCallieの捜索にあたりました。
捜索開始から4週間も過ぎようとしたころ、近所の人から、自分の犬を散歩中にCallieちゃんらしきネコちゃんを見かけた、との情報を入手しました。そして、Hageyさんは迷子ネコちゃん達が集まる餌場を見つけました。さらに5日間、Hageyさんは、この餌場を集中的に捜索し、やっとCallieちゃんを見つけ出し、無事に飼主さんの元へ帰すことができました。


写真

これらは、無事にペットが戻ってきた非常に幸運な例。15マイル(約24km)も離れた所まで捜索しても見つからない例もあるのです。それでも、大切なパートナーがいなくなったら、何としてでも探し出そうとしたいのが飼主としての当然の気持ちですよね。
「当たり前のことかもしれませんが、ペットに名前や連絡先の書かれた首輪をつけたり、マイクロチップ、現在のペットの写真(毛の色や特長が分かりやすい写真)をもっておくことをお勧めします」とPHI創立者のKathy Albrechtさんは、仰っています。


また、幸運にも迷子になった後、無事に戻ってきた場合のアフターケアも大切だといいます。一般的に、「元の家に戻ってきたのだから、これでもう安心」と考えがちなのですが、一度テリトリーを出たペットは、いわば“野生”に戻った状態になるのです。周りは見知らぬ“敵”ばかりの状態になるので、日中は隠れて、夜間に活動するようになったり、人との距離を取ろうとします。こういったペット達のアフターケアも、PHIのスタッフはサポート体制を用意しているとのこと。まさに万全の体制、ですよね。

かわいいペットが迷子にならないことが一番の願いですが、「備えあれば憂いなし」。
飼主としても、愛するわが子のために、万が一に備えて、できる事をしておきたいものですね。



写真提供・協力:Pet Hunters International
All rights reserved(無断転載禁止)

筆者 てるてるぼうず


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http://www.pethunters.com/