ようこそ!ペットストリートへ
皆さんは、お正月に初詣に行かれましたか? お正月で混んでいる境内にペットを連れていくのは、なかなか難しいのが現実だと思うのですが、「ペットの初詣」ができる神社があるというのはご存知ですか? 東京・市ヶ谷にある市谷亀岡八幡宮(いちがやかめがおかはちまんぐう)で行われているペットの初詣に、PETSTスタッフも参加してきました。
毎年1月の第二日曜日に行われるペットの初詣。屋外でのお参りですが、青空が広がりとても気持ち好い日に恵まれました。午前11時からと、午後2時からの2回に分けて初詣は開催されます。午前中は33匹のペット達がお参りです。お正月ということで、着物を着せてもらっている仔たちも多く境内は鮮やかな色に包まれました。
左から、ひめちゃん(ミックス犬)、かぶとちゃん(ミックス犬)、りくちゃん(柴犬)。 手作りの着物を着て、千葉からはるばる初詣にやってきました。
チワワのこうめちゃん。今年で4回目の参詣!左袖に名前の入った半纏を着ていて、とってもおしゃれ。散歩中の交通安全と健康長寿を祈願しました。
エキゾチカで購入した晴着を着たココちゃん(ダックス・ミニチュア)なんと、この着物はリバーシブル!髪飾りもかわいらしいですね。
ロシアンブルーのトムちゃん。ワンちゃんだけじゃなく、ネコちゃんも飼主さんに抱っこされて初詣。
アビシニアンのルナちゃん。先代ニャンコもこちらの初詣に来たことがあるそう。ルナちゃんも健康祈願で初詣です。
奥からプードル・トイのミーナちゃんとアニーちゃん。ミーナちゃんは昨年ヘルニアになってしまったので、健康長寿を祈願に来ました。
同八幡宮で「ペットの初詣」を始められたのは2000年からで、今年で8回目。最初は1日で5〜10匹程度だったのですが、3年目の時に取材を受け、新聞への折込誌に掲載されてから、多くの方々が参詣されるようになったそうです。リピーターの方も多く、もう既に恒例行事となっていらっしゃる方も多いようです。
集まった飼主さんは、手水所で手を清め、ペット達にも(手に水を汲んでから)軽く口に含ませます。そして、参道に設けられた「茅の輪」(ちのわ)をくぐって社殿に参拝します。 「茅の輪」というのは、カヤで作られた大きな輪で、この輪をくぐることで疫病や罪穢れを祓います。くぐり方は、左回り、右回り、左回り・・の順番で「∞」を描くようにくぐります。本来は3回くぐり抜けて参拝するのが正式なのですが、今回はたくさんのペットが参詣されていることもあり、1回だけくぐってお祓いを受けます。
玉串を奉納し、1匹ずつ宮司さんのお祓いを受けます。半紙の紙片と、米、塩、麻の繊維が混ざったお清めを受けるのですが、おやつをもらえるのか、と尻尾を振って喜ぶワンコも中にはいましたよ。
午後は50匹近くのペット達が参加しました。午後の回には、大型犬も多く、ワンコ・ニャンコの他にうさちゃんや、イグアナまでいました! 午前・午後ともに印象に残ったのは、ペット達のお行儀がとても良いこと!なかには喧嘩しちゃう仔もいるかもしれない、と思っていたのですが、吠えることすら殆どなく、おしっこをすることもなく、マナーの良さに驚くばかりです。普段からのしつけが行き届いている証拠ですね。ペットを飼う人が多くなっている現在、このように人間の方もルールを守ることはとても大切になってきていますよね。
ラブラドールのゼロちゃん。川崎から車で来ました。股関節形成不全で思いっきり運動できないので、健康祈願です。
バーニーズ・マウンテン・ドッグのV8ちゃんとシェビィちゃん。普段のお散歩は1匹ずつ2回に分けて行っているそうです。健康祈願で、 これからも元気にお散歩行こうね!
ファラオ・ハウンドという珍しい犬種のパトラちゃん。国内には60頭くらいしかいないらしいです。お名前はもちろん「クレオパトラ」に由来してます!
うさちゃんだってお参りですよ! うさちゃんは抱っこされるのが苦手だと聞いたことがあるのですが、大人しく抱っこされていましたよ。
市谷亀岡八幡宮の梶宮司