よ:「そういえばケン、車廃車してしまうって言うてたけど、今回は働かないってこと?」
ニ:「そのつもりやない?でもな・・・」
先日。
ケ:「車無くなるし、自転車どうにかしようかな・・・思て。」
よ:「うちにあるよ。その代わり、うちから山まで乗って来ないかんけど。なはは。」
ケ:「あ。その手があったねぇ。」
ニ:「空気入ってないし錆まみれやから、整備せないかんけどな。」
という、やり取りがあったのである。
ニ:「よめちゃんは、まだまだヌルいな。アイツを理解仕切れてない。」
よ:「ん?どゆこと??」
ニ:「何で俺が整備せなって言うたか・・・・」
そういえば・・・
ニ:「お疲れさ〜ん!」
よ:「お疲れ〜!」
ケ:「ありがとー。」
ケンが仕事最終日の夜、盛大とは行かないものの、
『打ち上げ(的)晩ご飯』が催されたのである。
ニ:「後は、出発準備か〜。順調か?」
ケ:「いや。まだ。」
よ:「・・・・」
数日後。
ケ:「明日仕事行こうかな〜。」
よ:「え??」私は自分の耳を疑った。
け:「明日入ってくれん?ってメールきた。」
ニ:「で、どうする?」
ケ:「どうしようかな〜。今、考え中。」
夜も更け、
よ:「先におやすみします〜。」
ニ:「あ、おやすみ〜。よめちゃん、俺明日6時やから、宜しくね〜。弁当もいらんし。」
よ:「了解〜。では、おやすみなさい。」
ニ:「おやすみ〜。」
ケ:「おやすみなさ〜い。」
よ:「おはようございます。起きてくださ〜い。」
ピピピピ♪ピピピピ♪ピピピピ♪ピピピピ♪
背後で聞こえるアラーム音。
よ:「え゛!?今日、仕事行くって?!」
ニ:「いや。何も聞いてない。」
さすがのニャ王も、即座に起き上がった。
ニ:「おはよ。仕事行くのか?」
よ:「おはよ〜。」
ケ:「おはよ〜。行く〜。」
よ:「弁当もお茶も、準備してないよー。」
ケ:「あー。・・・・よかよ。」
ニ:「カップ麺あるから、持って行くか?」
ケ:「持って行く!」
毎日ケン用に、『お茶』と『弁当』の用意をしていたのである。
ということを思い出したのである。
ニ:「だから、整備してないって言うた。」
よ:「私はてっきり、山での足かと・・・」
ニ:「いや。違う可能性もあるって事よ。整備してやっても良いけど、自分でさせようと思ってさ。」
抹茶は待っているのだが、善くも悪くも何の連絡も無いのである。
嵐の前の静けさ!?
なのであろうか。
今日もシトシト、雨が降り続くのである。