引き戸がカタカタと揺れ始め
その揺れがどんどん大きくなり
家がキシキシ
万が一家が壊れても、隙間に逃げ込めるし呼べば来る猫達を炬燵に入れて、まだ一歳だった羽弥都君と、お外だと絶対呼び戻しなんて出来ない奏を抱えて外に出た日から9年
スーパーに食べ物が無くなり、ガソリンが買えなくて
24日の奏の誕生日もケーキどころじゃ無かった
でも、そんなときでも
やっぱり奏の繋いでくれたお友達に奏の物
ニャンコの物
奏ママの食べ物まで助けてもらった
だから今日はあの時の優しさを改めて感謝する日
奏ママの力じゃたいした事は出来ない
でも、少しでも力になれることが有ればやらせてもらう
今日は、あの時の命を落とした人だけでなくワンコ、ニャンコ、金魚や熱帯魚、インコやウサギ
トカゲや沢山の虫だって、そこにあった木や草花
安らかに眠ってくれることを願う一日にしましょう