実家の周りには、今は野良犬なんていないですが、私が小さい頃は結構いた。
野良猫は当時も今も、あまり数が変わってない気がする。
でも大型の猫が増えたなあ。
私が子供の頃、家の裏の山(実際は丘)に幼なじみたちと入り込んで探検ごっこをするのが大好きだった。
野良犬が多く、本当は危険ではありましたがあまり気にしなかった。
私たちは道なき道を、雑木の枝をかき分けかき分け、歩いているつもりだったが実際はケモノ道を選んで歩いていた。
大人になった今なら分かるが、タヌキや狐がつけたケモノ道は、大人にはそれほど歩きやすくはないが、子供の私たちには丁度いいサイズだった。
途中でイタチを見かけたり、猫にもよく会った。
まさか子供が列を成してケモノ道を来るとは思ってなかっただろうから、出会った時の猫たちの顔は面白かった。
色々な猫に出会った。
野良猫、とは言うけど生き生きと生きている野生動物に、子供の私には見えた。
今、野良猫を見るとなんか不憫に見えてしまう。
社会環境が変わったせいもあるけど、私の目も変わったのかもしれない。
このニャンコはにゃーちゃんちの周りにいた、ノラさん。
このところの雪続きで、ケモノ道がすっかり隠れタヌキかなんかの足跡が雪の上にくっきり付いているのをたくさん見つけた。
さすがにウチは雪が多い地方なので、こんな雪の日に猫なんか出歩いたら凍死確実なので、猫の足跡は見ないが、ふとそんなことを思い出した。