今日からしばらく、昨年出会った4匹の子猫たちについて書こうと思います。
実は昨年6月頃よりこの4匹の子猫たちを世話するようになり
何度もここのブログに載せようと思ったのですが、罪悪感にさいなまれ
今に至っておりました。
でも、この子達に出会って、私の猫達との生活についてとても多くの事を
考えさせられ、色々な事を学びました。
私の人生の中でなくてはならない時間になっただろうと思っています。
それで、ここに記録としてとどめようと思います。
まず場所は私の勤務先の会社の屋根裏とつながっている倉庫
倉庫は工事関係の材料が日々運ばれるので、1階のシャッターは日中いつも
開いていて、2階、屋根裏へとつづく3階と階段でつながっています。
ある日同僚が言いました「屋根裏で猫の鳴き声がする」
いままでもノラ猫が人知れず入ってくることがあったようでした。
若者たちが屋根裏に見に行くと、親猫がいて子猫の鳴き声もすると。
あら〜屋根裏で産んだんだねなんてみんなのんきに話しておりました。
数日後子猫たちが見える所まで近づいていると聞きました。
見に行くと屋根裏から工具・材料を置いてある棚へ、降りてこようとしています。
みんなかわいい〜と、見に来ます。
棚から棚へと伝って倉庫の床へ降りてくるようになりました。
どうやら親がいなくなっているらしい。
お腹をすかせて大きな声で鳴く4匹の子猫たち。
どうしようかともめましたが、誰かが餌とお水をやり始めました。
人間のにおいがつくと親は子を食べちゃうらしいと言う者
一度餌をやると住みつくのでやめたほうがいいと言う者
住みついたら倉庫が臭くなるので困ると言う者
保健所に連れて行くと言う者
いろいろな意見が飛び交いましたが、痩せてヨタヨタと歩いてくる子達を
見捨てるわけにはいかず、わかってくれる人と一緒に餌と水を与えました。
確かにここは会社、猫が好きな人も嫌いな人も、苦手な人もアレルギーの人もいました。
どうしたらいいのだろうと悩みつつ世話が始まりました。
まずは里親探しを始めました。
しかし、社内に猫派が少なく、もらい手がいない。
みんな私の家に連れていけと言いました。
私もそうしてあげたかった、けれど家は実は動物禁止のアパート
フィオを内緒で飼っているけど、これ以上は増やせない
パパにも何度も相談しました。パパも冷静に考え、持ち家になったらいいけど
原状ではムリだと結論が出ました。
たとえ家に連れて行っても、フィオは人見知り(動物も)が激しく、
私が日中働いていて家にいないのに、子猫たちを育てていく事は難しいのです。
でも、罪悪感にさいなまれました。猫好きといつも言ってるのに、結局何も
できない自分。自己中心的な考えしかできてないんだなと実感してしまいました。
社長以下社員のみんなも里親探しをしてくれました。
パパも自分の勤務先や知人に声をかけてくれました。