大相撲でも理事選の話題でニュースが賑わっていますが、福家でもクロちんが居なくなってからどのような勢力争いになるかと注視していました。
年長のちっちか!若い福か!
クロちんが他界して1ヶ月近く経ちました。
何度もにゃんこを見送った福母ですが、今回の喪失感を埋めるのは並大抵ではなかったです。どの子も可愛く懐かしく忘れがたいのだけど、何故こんなに辛いのか…
福母は昔から「生きているうちは世界一幸せにしてあげる、しかし亡くなったら次の子に精一杯尽くすことが死んだ子への供養」ということを信条とし、きっぱり未来に向かう様に心がけてきました。
しかし、今回は長引きました。自分の心の内を見つめ直したとき、クロちんは心の夫だったのだ、と気づきました。
クロ、ちっち、ジュニは夫が亡くなって1ヶ月後に生まれました。
落ち込んでいた家族を子猫3びきが戯れじゃれる姿に癒され、だんだんに家族に笑顔が甦ってきました。
17年、何も言わず私に寄り添い、クロちんが誰よりも私を理解してくれ心の支えとなり苦労をともにしているように自分勝手に思い込んでいたのだと思います。
17年の間には、娘も息子も結婚し一人の生活になりました。
子供を独立させた安心感と同時にスッポリ心に穴が空いたと思います。そんな時も一緒に居てくれました。
甘えん坊で寝るときもお風呂にもTVを見ている傍らでもベッタリくっついていてくれました。
もちろん1年間、1日おきに皮下点滴に通った同士感もありました。
「ママさん、孫も出来て賑やかになったし、もう寂しくないよね。僕、精一杯頑張ったけど、もう僕のお役目は終わりにしても良いよね。」と、しっかり見届けて旅だっていったように思えてならないのです。
私がクロちんを愛していた以上にクロちんはもっと私を愛していてくれていたんだということをひしひしと今感じています。
さて、誰がクロちんに代わってみんなのリーダー的存在になるのか、自然の流れの中で、力不足ながらどうもきゅーちゃんみたいなんですね。さすがクロちんの娘です。
女子ばかりになって、5にゃんはバラバラで寝ていました。寒いのにこの1ヶ月近く団子になることがありませんでした。
雪が降った頃からちっちと寄り添い寝るきゅーちゃんを見かけるようになりました。
ムーはずっと猫の仲間が好きで、人間には臆病でした。それが、甘ったれになり、どこにでも母を追いかけてくるようになって膝の上にも抱っこもねだるようになりました。
クロちんがいない意味はわからないのだけれど、なんか寂しくて温もりが恋しくて私に触れることで安心している様子に、切なさが募ります。
みんなそうですが、クロちんが平等に博愛精神を発揮していた分、今度は母が代わって平等に触れ合わなくてはならないみたいです。
福は前と変わらずマイペース。福とムーがワンペア。ちっちときゅーがワンペアという感じではありますがまだまだバラバラな5にゃんを見るとクロちんがまた恋しくなります。
雪が降ったりしたので、どんなに鳴き叫んでも、ジュニは出さないようにしました。だいぶ諦めて鳴く時間が短縮されて落ち着いています。
あまり大声でテレビを字幕にしなければならなくなって耐えていると母に代わり「うるさいよぉ〜!」とムーが猫パンチ、福もたまらずにしっぽを太くしてシャー!フー!やってます。
母もですが、あの存在感の大きかったクロちんが居なくなって猫達もまとまりに欠けるようになりリズムが整うまで少し時間が掛かっているみたいです。
唯一のイケメン男子が居なくなって、母を含め正真正銘の女の園、宝塚になりました。だれが次のトップスターになってみんなをまとめてくれるのかなぁ〜