昨日は早速沢山のコメントやメッセージをいただきました。
さて、小梅のお話の続きです。
公園に住んでいた小梅は、お昼頃になるとお弁当を広げる人達がいることを知っていて、一人ずつまわっては、「なんかちょうだい」とめいっぱいかわいい顔をして頼んでいました。中には、かわいそうに思ってお弁当のおかずをくれる人もいたけれど、嫌がられて何か投げられたりということもあったようです。誰が見てもかわいい猫!とはいえない小梅はこうやって苦労して生き延びてきたのです。
私がお世話をすると決めて、やはり避妊手術をしなくてはと思いました。外の猫を病院に連れて行くのはそう簡単なことではありません。ご飯をくれるというなら喜んで行くけれど、ケージに詰め込まれて病院に喜んで行く猫はいません。私はそれまでにすでに2匹のオス猫を病院に連れて行ったことがあったので、こんなチビの女の子なんか簡単、簡単!とたかをくくっていました。
ところが小梅はすばしこく、とても捕まえることが出来ず、先輩のNさんに頼んでなんとか捕獲してもらいました。おなかがすいたところを見計らって、ケージの奥にご飯をおく、というやり方です。でも覗くけれどなかなか最後の一歩が中に入らないんです。無理やり押し込んで扉を閉めて・・・病院までの道を急ぎました。その間、小梅は一言も言わず、あまりのショックに言葉も出なかったのでしょう。とにかく早く無事に手術が終わってくれることだけを祈って。