縮まらない距離
続き
カリカリ カリカリ
あっ、ミック爺ちゃんが帰ってきた!
ミック爺ちゃんはね、家に入りたい時は、前足で 「開けて〜」って 網戸をカリカリするんだよ。
ママ「ミック、お帰りなさい」
ミック「お腹が空きました」
ママ「今 あげるね」
ママが、ミックに 缶詰めを開けて お皿に入れた。
ミック「ありがとうございます」
ムシャムシャ ムシャムシャ
ミック「ドライタイプも食べようかな」
ポリポリ ポリポリ
ミック「お腹いっぱいになったら、眠くなったな」
「ちょっと、一休みしようかな?」
ノッソリ ノッソリ ノッソリ
ソファーに ピョーン!
よっこらしょ。
ミック爺ちゃんが、ベッドに入った。
ミック「何だかうるさいなぁ」
僕「WONWONWONWON!」
ミック「おぉ、クッキー君か…」
僕「WONWONWONWONWON!」
そこへ、ばぁばがやってきた。
ばぁば「クッキーちゃん、大丈夫よ〜」
「ミックちゃん、寝なさい」
ミック「うるさくて眠れません」
僕とミック爺ちゃんは、どうしても距離が縮まらないね…。
ミック「でも、眠気には勝てませんなぁ」
「わしゃ、寝るよ」
ウトウト ウトウト ウトウト
ミック爺ちゃんは、僕の事は怖くないみたい。
ついに 寝ちゃったよ。
ママ「ミックちゃんが ゆっくり寝られないから、クッキー君は離れなさい」
僕「は〜い」
バギーに乗ったまま、ミック爺ちゃんから離れたの。
僕も、バギーで ゆっくり休もうかな〜。
でも、聞き慣れない音が聞こえる度に 飛び起きちゃう。
アンテナを張りまくり〜。
あっ、そう言えば ラン婆ちゃんは、どこに行ったのかな…。
僕が遊びに来ると、ラン婆ちゃんは いつも 家に入ってこない。
風邪引かないか 心配…
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