8匹の子猫の里親さん探し-その2- | クーのMY ROOM - ペットストリート

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8匹の子猫の里親さん探し-その2-

登録カテゴリ:日常の出来事 投稿日時:2007年10月17日 12時08分

本当に今回は里親さんに恵まれたと思います。
それにもうひとつ、恵まれたこと。
それは行きつけの病院です。
保健所からの引き取りですと伝えたところ、健康診断などは簡単で特別なことはしていないのでと無料で見て下さり、お腹の調子が悪ければお薬も出していただきました。
一匹でもしあわせになってくれるなら、と理解してくださり、相談にもいろいろとのってくださった。
リーのこともすんごく感謝しているけど、以前わんこを飼っていた時も通っていたけど、今まで全然気付かなかったことでした。
すんごくうれしくて、大きな大きな力になりました。

今回三毛猫ちゃんが具合が悪くなり、その日その病院はお休みだったので、訳もわからず近くの病院へ行ったのですが、1泊2日で1万数千円かかりました。
もちろんいいことをしてくれたのでと割引もしていただきました。
様子もちゃんと見ていただいて、ほんとによくしてもらってうれしかったけど、懐がイタタタでした。
月曜日まだ仕事で三毛ちゃんをひとりにはしておけなくて、行きつけの病院へ1泊お願いしたのですが、これまた何もしていないからとお金を受け取らなかったんです。
あんまりにもありがたすぎて、これまた涙がでそうになりました。

大変でくじけそうで、泣きたい気持ちになったこともありました。
でも、その気持ち以上に人の温かさをたくさんたくさん感じることができました。
まだ今回里親さん探しは完全に終わった訳ではありませんが、
いろんなことを経験させてもらった気がしています。

今日の最後のなりますが、三毛ちゃんを助けてくれた病院の先生が言っていた話でちょっとだけ腹のたったことがあります。
『保健所さんを悪く言うつもりはないけど、ちゃんと見ていないよね。
ガリガリだし、このコ死にかけてたし』

先生はほんとにわかってるのかと思ってしまいました。
保健所は保護するところだけど、処分が前提の場所です。
ペット屋さんや病院のように手厚く見てくれる場所ではありません。
動物が収容されている部屋は暗く、冷たい。
最期を迎える場所としてはあんまりにもさびしすぎる場所です。
できることも限られています。
予算も多くはありません。
その中で係の人は係なりに懸命にお世話しているのです。
誰も好きでその仕事をやっているのではありません。
最期の瞬間は見ていられないそうです。
そして、情をかけるなと上司の方に言われているそうですが、数日であろうとお世話をする以上、情なしでなんて言えません。
そんな仕事をしている人もいます。
お金を払って処分を頼む人がいる中で、そうして辛い仕事をしている人もいるのも事実です。
無責任に仕事をしている訳じゃないことを私は知っています。
私には決して出来ない仕事です。

人はずるい生き物です。
特に日本人はこういうことを伝えなさすぎ、知らすぎだと思う。
保健所にきて、ニワトリが太陽の光を浴びる時は死ぬ時だと初めて知りました。
ずっと身動きとれない場所でエサだけ与えられて、太陽の光を感じた時が死ぬ時だなんて。。。
牛も豚も状況は多少違うかもしれませんが、同じですよね。。。
私がニワトリだったら。
どんな気持ちなのでしょう。
人が生きるためには、もちろんこうした現実からは逃れられないかもしれません。
だけど、事実を知ること、それは大切で忘れてはいけないことだと思っています。

人が生きるために人知れず、死んでいく動物の
人が楽しむために簡単に捨てられ処分される動物たちの現実に
目を向けるべきだと思います。

人知れず、消えていく命が今もまだまだたくさんあることを
どうか忘れず今日を、明日を生きていきたいと思います。

長くなってごめんなさい。
まだまだ話たいことはあるんですが、それはまた後日、時間ができた時にしますね。
では、その日まで、またね、


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