ノラクロくんを引き渡した次の日からびとい下痢が始まり、病院での検査の結果、
猫エイズにかかっていること、幼い為抵抗力もなく、急性期であり、今月いっぱいもたないであろうと獣医に宣告されたと。
クーも感染している疑いがあるので、血液検査をして欲しいと。
あんなに元気で下痢もしていなかったノラクロくんが次の日に急に発病?!
猫エイズで今月いっぱい持たないってどういうこと?
あんまりの突然の話にただただ呆然とするばかりでした。
クーがなくなったことを伝えると、これ以上辛い思いはさせたくないからと
連絡が途絶えてしまいました。
そして先週息を引き取りましたと連絡が入ったのです。
入院中のノラクロくんの様子や面会に会いに行く里親さんの様子から
悪い人ではないことを感じ、私は自分の思いに恥、
そして里親さんに感謝していました。
引き渡した次の日に具合が悪くなったのに、ノラクロくんを最期までちゃんと看取ってもらえたこと、ほんとうに感謝してもしきれませんでした。
でも、ノラクロくんが息を引き取った次の日知ってしまったのです。
(里親募集のサイトで里親さんになろうとしている方の情報を知ることができます、悪い方じゃないかどうかの判断材料として)
その里親さんが違う子猫の里親さんになろうとしている事実を。
それも1匹ではなく、数匹。
私には手当たり次第としか思えませんでした。。。
猫がいなくてさびしかったのかもしれません。
ノラクロくんとの絆も引き渡してすぐだったので、あまりなかったのかもしれません。
それでも、息を引き取った次の日に手当たり次第子猫を探せるものでしょうか。。。
ノラクロくんはメールの内容から病気になったことは嘘ではないと思われました。
ただこの方のの本当の姿を信じることはできません。
今もこれからも先も。
ネットでのやりとりは顔が見えない分とても怖い。。。
私はどちらかと言うとだまされやすく、人を信じてしまいやすいです。
それがノラクロくんを死に追いやってしまった。。。
私に出会わなければ、ノラクロくんには別な人生が待っていたのかもしれません。
私がもっと余裕を持って里親さんを探していれば、こんなことにならなかったのかもしれません。。。
うちで飼っていたら。。。
クーにはない後悔が心に残ったまま、離れません。
里親さんになるにはそれなりの覚悟が必要です。
簡単にはできることじゃない。
先住の猫がいる場合もあることから、引渡しをするにもちゃんと健康診断や検査も必要です。
今の私にはそんな余裕など恥ずかしいけれど、ありません。
生はんかな気持ちで里親さんを探すなんてできない。
ましてや余裕も何もない、自分勝手な考えだけで突っ走った私など、問題外だ。
子猫一匹を満足に育てられない私が簡単に里親さん探しをしようなんて
甘すぎて、現実を知らなさすぎて、罰が当たったんだと思います。
唯一救われたことは、里親さん探しを通じてボランティアでがんばっている方と知り合えたことです。
その方は保健所から猫を引き取り、毎月ボランティア団体にお給料の一部を寄付し、
先日からお友達や両親に協力してもらい、一時引取りをして里親さん探しを始めたそうです。
きちんと計画を立て、協力してもらえる場所もある。
気持ちだけが先行している私とまるで違う彼女はすごいです。
そんな方がいる現実がわかって、ほんにに救われました。
でも、この後悔は決して忘れることのできない、わすれてはいけない後悔となりました。
ノラクロくん、本当にこめんね。
なんにもしてあげれなかった、なんにも。。。
こんなバカな私でごめんね、ごめんね。。。
クー、クーを追うように旅立ったノラクロくんを頼むよ。
仲良くしてね、してあげてね。
私の里親探しは大きな後悔と悲しみだけを残してしまいました。
私は気持ちがあせり、先走ってしまい、このような結果を残してしまいました。
私のような過ちをどうかどうか起こさないで下さい。
里親さん探しをされる方にお願いです、
冷静に考えられる気持ちと余裕と経験と知識を持って猫ちゃんを救って下さい、
どうどうかお願いします。
長々と話してごめんね。
そしてこんなに情けない私を叱って下さい。。。