うちのマンションのすぐ近くに、人の出入りのほとんどない大きな倉庫があり、回りはグルリとフェンスで囲まれています。
その倉庫と道路の間には、植え込みがあって、そこもフェンスで囲まれていました。
植え込み部分は、道路より30センチくらい高くなっており、フェンスの下は15センチくらい開いているのですが、そこから中に入ったのでしょうか?
白いニャンコの姿が見られるように…。
通るたびごと、フェンスの中の植え込みで、日向ぼっこするかのように、ずっと、じっと、ちんまり座っています。
ある日、植え込みのフェンスのすぐ内側に、何かが置かれているのを発見
白ニャンコは、困ったように「それ」を見ています。
誰かが押し込んだのでしょう…。
「それ」は、3枚におろされた後のブリの骨で、頭からシッポまで、つながった状態でドーンと…
「困ったニャ食べられないニャ」考え込んでいるように見えました…。
それから、そこを通るたびごと、注意してみると…カリカリの残りが2〜3粒落ちていたり…。
きれいなニャンコだったので、それまでずっと飼猫と思っていたのです。
「そうか〜おうちのないコだったんだね…気が付かなくてゴメンね」
おなかが空いているようなので、とりあえずゴハンを持ってきてあげることに…。
その一部始終を、近くの家から、怖ーーーい人が見ているとも知らずに……。
{ねぇねぇ〜お母ニャーン♪コレって新しいプラモニャン?作ってみたいのニャン!}
{え゛〜ボクちゃんには無理ってニャー?}
「だって〜チャーちゃんのお手手、ニッパー持てないじゃん!}
{ハイハイニッパーどころか、お箸も持てませんニャーボクちゃん…スネスネしちゃうニャー(-_-#)}
{気分取り直して、遊ぶニャ♪ホレ!お母ニャン!トロトロせんと、早くジャラシ振るのニャ!}
{ボクちゃん、やっぱ、こっちの方が性に合ってるニャープラモが入ってたこの袋…なかなか根性あって、クタクタにへたらないし〜長持ちしてて嬉しいのニャー
ボクちゃん、とってもエコニャンコなのニャー♪}
「そうそう…その袋みたく、根性でクタクタにならず、長持ちしてね♪チャーちゃん」
{袋と一緒にしないでなのニャー!失礼なのニャー}
(次回へ続く…)