キャットアベニュー
:
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吉の木
[03/21 19:23]
ふくふくと優しく、穏やかで、愛おしくてたまらず、
大大大大好きだった「吉」が虹の橋に旅立ってしまって、ちょうど1年。
糖尿病でした。
毎日、インシュリンの注射を打ち、何度も入院しました。
何度目かの入院の後、病院にお迎えに行った時、
診察台の上から、 「もう、ひとりにしないでよ。早くお家に帰ろう」
と言っているかのような瞳でみつめ、私にすがりついてきた吉を見て
もう辛い治療はやめて、家で看取ることに決めました。
あれから1年。私はいまだに、べそべそしています。
勘をしっぽであやしてくれたり
時には、ぺろぺろしてくれたり・・・
(勘の弛緩しきったヘンな顔)
勘は、いつも吉兄さんの後を付いて回っていました。
ひどい人見知りの勘にとっては、頼りがいのあるアニキでした。
黒眼がクリクリとかわいくって
・・・みんなに、かわいがられたよね。
木蓮は散ってしまったけれど、
吉のお骨を埋めたところに植えた「照手桃」という
枝垂れ桃の花がもうすぐ咲きます。
吉の木です。