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パピヨン

登録カテゴリ:日常の出来事 投稿日時:2014年11月26日 12時19分

パピヨンは古くからヨーロッパ地方に生息していた小型のスパニエルとして知られていました。その正確な起源はいまだに明らかになっていませんが、最古の記録では、1545年にポーランドの王位に付いた貴婦人に売られたのがパピヨンだったとされています。

16世紀には、スペインとフランスの貴婦人たちの間で、パピヨンと一緒に肖像画を描かせることが流行し、あのマリー・アントワネットもこのイヌを溺愛していました。

その頃から、飾り毛のある大きな耳が蝶の羽のように見えることから徐々に「パピヨン(蝶)」という名にふさわしい変化が現われ始めたとされています。と言うのも、初期のパピヨンは耳が垂れていたのですが、ある日突然立ち耳のパピヨンが生まれるようになったのです。また、同じお母さん犬から生まれた中でも、垂れ耳と立ち耳のパピヨンが生まれることがあり、現在においても両タイプが認められています。ちなみに、立ち耳のパピヨン(蝶)に対し、垂れ耳はファレン(蛾)と呼ばれます。

19世紀に入ると、フランスとベルギーのブリーダー達によって、さらに小型化が進められ、
本格的にパピヨンとしての犬種が固定されるようになりました。1923年には、初めてイギリスに紹介されています。

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