今年も遂に残すところあと一日ですね。
本日であんずが13歳になりました。
震えながら余命宣告を受け止めた昨年の12月27日から早一年が経ちますが、未だにあんずが本当に我が家にいたのか、長い夢を見てたような錯覚に陥りそうな心境に時折見舞われます。
その3日後、まさかこんなに早くにお別れする事になるなど思いもしなかった時に注文してたケーキを取りに行き、ゆらゆら揺れるロウソクの炎越しに、ケーキと夫に抱かれるあんずをフレームに収め、あんずの誕生日写真はこれが本当に最後なんだと思うとケーキの箱ですら捨てられず、今も食卓に飾ってます。
命って本当に呆気ないんですね。
病が発覚してからのあんずは、飼い主を見納めようと思ってか、弱々しい眼差しで私をジッと見つめてる事が増えました。
元気な時は日々の雑事に忙殺され、あんずからの呼びかけや視線を疎ましく思った事もあり、時既に遅しですが、「あんちゃんごめんね」との言葉が口を突いて出ます。
あんずの魂はまだ我が家にいてくれ、私達を見守ってくれてるのか、それとも新たな命を吹き込まれ転生したのか、あんずにとっての幸せが一番との思いですが、ずっとそばに居てくれる事を心密かに願ってしまいます。
皆様、どうか良いお年をお迎えください。
今年も一年ありがとうございました。