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小梅(東)
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サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話
数日前にサビ猫館にやってきたヨンさま。相変わらず素敵。 ここではすっかりおなじみになった ヨンさま ですが、 実は彼についてはあまりわかっていません。 白いマフラーが素敵だからと誰かがこの名をつけた。 もう多分シニアの域に入っている。 行動範囲はかなり広い。 それくらいしか私は知りません。 この時ヨンさまは背中にけがをしていた。喧嘩か。 ヨンさまはなぜこんなに太っているのか どこでご飯をもらっているのか それをある日偶然に知ることとなりました。 今から3〜4年前のある夜のことです サビ猫館近くの住宅街をカートを引っ張ってゆっくり歩いて行く 高齢らしい女性を見かけました。 すると、その時です、何と言うことでしょう 何匹かの猫たちが、この女性めがけて走ってきたのです え、一体何が始まるの びっくりした私は、少し離れた所でそっと事の成り行きを見守ることにしました。 その女性はある場所まで来ると立ち止まり、カートの中からビニールシートを出し 地面に敷きました。 そこにお皿を並べ、猫のご飯を出したのです 猫達は我先にとお皿に顔を突っ込んで食べ始めました。 その中にはあの見慣れたヨンさまの姿があり、 他にも常連さんらしい猫が何匹かいました。 レストランの常連のひとり、ヨリー。ブルーアイのシャムミックス。 2010年4月、サビ猫館を訪れた時の写真。ちゃーやびっくり。 私はしばし目の前で繰り広げられているこの光景に見入りました。 この女性は毎晩ここでこの子たちにご飯をやっているのだろうか・・・ その答えはすぐに相棒経由で明らかになりました。 この女性は80代で石合さん(いしごうさん、もちろん仮名)と言い、 もう10年以上このあたりで給餌を続けているとのこと。 去年亡くなった茶トラのベビーの保護主さんである酒田さんとお知り合いでした。 去年亡くなったベビー。最後の半年を家猫として過ごした。 享年18歳、ということが石合さんの証言でわかった。 この場所は閑静な住宅街、こんなに堂々とやっていて苦情は出ていないのか、 と気になっていましたが、ある日事件は起きました 給餌場所のすぐそばの家の住人が出てきて 「ここで餌をやるな」と怒鳴ったそうです。 それも、外国人の大男が、英語で しかし、石合さんも負けてはいませんでした。 「かわいそうな猫にご飯をやって何が悪いっ〜」 と英語でやり返したそうです。 石合さん、以前外資系企業にお勤めだったとか。 そのうち外国人の奥様も出てきて派手なやりとりがあったそうです。 サビ猫館の猫額庭から見るヨンさま。室外機の上は外猫の 冬の定番。そしてこの塀は喧嘩のメッカ。ヨンさまの怪我は 数日前にここで他の猫と衝突していた時らしい。 石合さんはすぐには譲歩しなかったものの、度重なる攻撃に辟易して 給餌の場所を少し離れた所に移動しました そして今もそこで毎晩「レストラン・石合」はオープンしています。 幸いお手伝いをしてくださる方があるようで少し安心ですが ご高齢の上、脚も悪くさぞかし大変だと思います。 でも猫たちのことを思うとやめられないのでしょう。 又それが石合さんの生きがいになっているのでしょう。 私がカメラを向けてもじっと見ているヨンさま。写真など撮 られたことがないのだろう。 このあたりには、猫崎公園をはじめ、地域猫の現場が多くあります。 又石合さんのように個人でたまたまご縁のあった猫に給餌している方もいます。 人と猫のかかわり方はそれぞれ違います。 野良猫一匹を巡って、いろんな人がかかわっている。それを繋げていくと、 町がそのまま「形のないシェルター」になるよ。 というのが、相棒のブログの冒頭に書かれている言葉です。 外猫の多くはご飯場所を複数確保している場合が多い、 きっとヨンさまも、レストラン石合以外にもどこかでもらってるのだろうなぁ ヨンさまの毎日に、嬉しいと思える時間が少しでもありますように。
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