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「災害時にそなえて」

9月20日〜26日は動物愛護週間ですね。動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めるための週間ですが、今回PETSTでは災害への備えについて取り上げたいと思います。

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昨年8月末、アメリカ南部を襲ったハリケーン・カトリーナの被害は史上最悪とも言われ、その惨事は日本でも大きく報道されました。現在も復興活動が続けられており、復興には年単位での月日がかかると言われています。このハリケーンの際、ペットの救済も当然ながら問題となりました。日本が台風ならば、アメリカではハリケーンの被害対策が問われています。今回は、HSUS(The Humane Society of the United States: 全米人道協会)がペットに関する災害対策としてあげている内容をお伝えしたいと思います。
ハリケーン、洪水、火災、有害物質漏洩など、災害はいつどこで起こるか予測不可能です。事前の心がけ次第で、ペットも含めた家族を守ることができるのです。

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・避難するときはペットも一緒に!
まず、災害時に避難する場合は、ペットも連れていくこと。「すぐに戻ってくるだろうから」と家の中に入れても、割れた窓などから外に出ることは十分に考えられます。そうすれば、事故などに巻き込まれる可能性も高くなります。そして、災害を察知したら早い段階で逃げること。避難勧告が出るのを待っていては、家から非難する際にペットは置いていくように言われるでしょう。たとえ過剰に反応しすぎだろう、と思っても、早めに逃げることが、ペットを守るには最善の策なのです。

・タグを忘れないで!
もちろん、ペットに名前や連絡先等を書いたタグを付けておくのを忘れずに。自宅の連絡先だけではなく、少し離れた場所に住んでいるお友達や親戚がいらっしゃったら、緊急時用として、そちらの連絡先も書いておくといいかもしれませんね。

・ペットを預けられる場所を事前に確認!
通常、避難所にペットを連れていくことはできません(介助犬などは除く)。事前に、家族の避難場所だけではなく、ペットを安全に預けることができる場所も調べておきましょう。
まずは、近隣地域外のホテルなどに電話してペットを預けられるかどうか、聞いてみましょう。通常はペット同伴禁止のホテルでも、災害時には受け入れてくださるところもあります。いざ、という時には予約してから伺いましょう。もちろん、お友達や親戚さんに連絡して聞いてみるのもいいでしょう。
動物病院でも、災害時には預かってくださるところもあります。こちらも探してみるといいかもしれません。
地元に動物シェルターがありましたら、そちらに預けるのも一つの手ですが、どうしても受け入れられる頭数に限界があります。もちろん災害時には例外的に多く預かってくださることもありますが、まずはその他の所から探してみてください。

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・避難しない場合でも。
もし避難せずに家で暴風域から外れるのを待っていたりする場合でも、犬にはリードをつけて、猫はキャリアーに入れて、IDタグを付けている事を再確認しましょう。人間用の避難袋だけでなく、犬の餌や水、水入れも一緒に用意しましょう。

・災害が近づいてきたら。
ハリケーンや他の災害の場合でも、事前に情報は入っているものです。自分の住んでいる地域に警報などが発せられたら、避難場所の確認や準備を始めましょう。

・災害時に家にいない場合。
仕事などで、災害発生時に家にいない場合が想定される時は、事前に近隣の人に自分のペットを連れて、決めた場所で落ち合うようお願いしておきましょう。ペットのためにも、普段から接する機会の多い方の方が、ペットもストレスを感じなくていいでしょう。災害時のペット用品がどこにあるか、も事前に伝えておくといいかもしれません。

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・災害後は。
災害後、避難所にいても自宅にいても、ペット達が慣れ親しんだ匂いやマーキングは消えている可能性があります。そうなると、もはや動物にとっては“異国”同然。むやみにリードを外したりして、ウロウロ歩き回らせてはいけません。このような状況では、迷子になる可能性が高くなります。数日間は、犬はリードにつなげて、猫はキャリアーに入れておきましょう。
緊急事態によって、動物もストレスを感じているかもしれません。なるべく早く元の生活に戻してあげることも大切ですが、行いが悪くなっていても、辛抱強く対応してあげてください。それでも治らなかったり、健康状態が悪いようでしたら、お医者さんに連れていきましょう。


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事前に用意すべきもの。
避難袋が必要なのは人間だけではありません。ペットにも避難袋を用意しましょう。ペット用には以下のような物を用意しておくことをお勧めします。

・薬と通院記録。これらを防水されたケースに入れておきましょう。救助方法などが記載された本も入れておくといいですね。

・丈夫なリードとキャリアー。移動時や、ペットが逃げないようにする際に必要です。防寒対策も必要な場合は、タオルやブランケットも用意しておくといいかもしれませんね。

・万が一ペットとはぐれた場合を想定して、最近の写真や、特徴を記したもの。見つかった時に、自分の子であることの証明になるので良いですよ。

・1匹あたり、最低でも3日分の餌と水。水を入れるボウルや猫用トイレ、缶切りなども一緒に用意しましょう。

・他に、持ち運びが可能ならば、ペット用ベッドやおもちゃも用意しておくと、ペットのストレス軽減にも役立つでしょう。新聞やペーパータオル、ビニール袋、グルーミング用品等もあると便利かもしれません。

災害というのは人間の力ではコントロールできないもの。せめて、事前に備えられることは対応しておきたいですよね。被害にあうのは人間だけではなく、動物や自然も被害者になり得るのですから。

写真提供・協力:HSUS(The Humane Society of the United States: 全米人道協会)
All rights reserved(無断転載禁止)

筆者 てるてるぼうず

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