福井にある「風遊舎」というギャラリーで、金沢在住の人形作家 松本浩子氏の9回めの個展が開かれてたので、休みの日に行って来ました。
粘土で作られた 古風でひょうきんな猫達が、四季折々の小物と遊び道具と一緒に、目を細めて、観る人に語りかけてきてました。
「一緒に遊ぼうにゃん」て
こんな お人形達に囲まれていたら、きっと心があったかくなりそうですね
余談になりますが、このギャラリーを初めて訪れたのは、中学の同級生で女流画家になってた女の子がいて、風遊舎で個展を開く連絡があった時が最初でした。彼女に再会したのは、卒業後20年近くたってからのこと、絵にちょっと興味を抱いた頃、偶然、アトリエで再会しました。名前は、松崎紀美代さん。四十半ばで夭折されました。その彼女の住んでいたアトリエの雰囲気は、丁度、松本さんの作品の時代背景を思わす幽玄な山の上でした。夫である洋画家松崎鐘美氏はその二年後妻の後を追うように天国へ逝かれました。葬儀は、現代ではもう珍しいですが、村落内にある火葬場で執り行われました。確か私が小学生の時はこういうやり方で葬っていたと思います。鐘美氏は、夫人を見送る際、天国の彼女に「嬉れい」と。
一乗谷に建てられた松崎美術館に展示されてる鐘美氏の遺作