昨日の続きです。
リュウが居なくなってから少し経ち、
また犬を入れることになった。
ワタシが強請ったのはグレートピレニーズ。
あの白いフワフワな毛と、アーモンドの瞳に魅せられて・・・。
嗚呼。。。
栃木県にブリーダーを探し当て、
遠路遥々出向いてコロコロした可愛いのを選び持ち帰った。
その夜そのピレは下痢をした。
長い車の中の疲れと環境変化、親と離れてしまった淋しさ・・・
そういうものが混じってのものだと思った。
・・・が少し経つと
ゼラチン状の腸の粘膜まで排出するようになってしまった。
動物病院に連れて行き、薬をもらい飲ませるが一向に治らず、
ブリーダーに相談したが治まらなかったので
「連れてきてください。」の言葉に従うと、他の兄弟と交換をしてくれた。
2匹目の犬もまた下痢をした。
1匹目と同じ経過を辿る。
やはり病院にて薬をもらうが治らず、またもやブリーダーに相談をすると
さすがに今度はあまり良い顔はせず「連れてきてください。」との事だった。
そして3匹目が我が家に来た。
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この時期ピレとは別に
オヤジの要望でシェパードの仔犬も訓練所から譲ってもらった。
仔犬は真っ黒でチョコレートみたいだったから『チョコ』、
対するピレはやはり甘系で『クッキー』と名付けることにしてあった。
・・・が、
やはりこの『チョコ』もピレと同じ状態を辿っている。
白と黒、合わせて動物病院に預けることにしたが
チョコはまもなく病院で死んでしまった。
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獣医も首をかしげていた。
単なる下痢以外特に何も見つからないとの事。
我が家でも犬を交換する都度、部屋中をハイターで殺菌し、迎えていた。
・・・にもかかわらず奇妙に続く下痢。
「お経でもあげてもらったら?」
誰かのそんな言葉にパニクっていた頭の中にリュウの最期を思い出した。
そういえば下痢がひどかった。
宗教は好きでないワタシも「気休めになるなら・・・。」と頷いた。
早速お坊さんを呼んでリュウの眠っている場所でお経を唱えてもらった。
お経が効いたのかどうかは判らないが
その後3匹目のピレは徐々に回復し、ようやく我が家に戻ってきた。
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『リュウの祟り』・・・??
祟りじゃなくて、淋しかったんじゃないか・・・
もっと一緒に居たかったんじゃないか・・・
忘れて欲しくなかったんじゃないか・・・
そんなことを思った。
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初めて仔犬をブリーダー買いしたワタシたちは
その後初めて衝撃的な事を知った。
--- 返却された犬は処分される ---
ショックだった。
あまりにも無知だった。
交換にあたって
『親元に戻って元気になってね。』という思いしかなかった。
ホントそれだけだった。
2匹のピレ・・・。
その後どうなったか分からない。
電話する勇気なんてとてもなかった。
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「長生きしようね。」
3匹分の命を背負って生き延びたクッキー。
その後は病気ひとつせず12年弱という
ピレにしては長い長寿の人生を全うした。
[晩年のクッキー]
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だからその事を思い出したらとても不安になってしまった。
大型犬のピレの子でそんなだったから
『玩具犬』と呼ばれるパグの子ではとても身体がもたない。
だってピレの子たちは我が家に来た時点で
体重は3Kgくらいだったと思うが、
マロンはその半分以下の1.2Kgしかない。
見た目の大きさからして明らかに違う。
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さてマロンは・・・
我が家に来たその日、便は少しゆるかった。
2日目 軟便から下痢
3日目 下痢
ヤバイ。まずいよぉ・・・。
しかし4日目には便も戻り、環境変化によるもので終わった。
ホッとした。
ココロからホッとした。
これならもう大丈夫!!
『これからマロンの天下が始まる!!』
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hijiri>マロン? かちゃマロ〜ン!?
hijiri>あれれ?
寝ちゃっているよぉ。
マロン>Zzz.... Zzz... .....
ソロソロ後ろから近付いて突っついてみる。
hijiri>マロン!!
hijiri>あ〜ぁ、ダ〜メだ こりゃぁ!