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キャットアベニュー : ブログ

Blue Catを探して


モモタロウ
メーテル・リンクの「青い鳥」。チルチルとミチルが捜し求める幸せの青い鳥。幸せはありふれた日常の小さな夢や希望の中にある、そんなお話だった。一緒に暮らす猫たちは、喜びや悲しみを共有する。まさにしあわせの「青い猫」だと思う。猫たちに感謝をこめて、しあわせを運んでくる「Blue Catを探す」小さな旅に出かけたい。

No3 江ノ島のBLUE CAT「クロ」

[03/13 18:32]



 なまえ     「クロ」。またの名を「ふうちゃん」
 性別      男の子
 年齢      わかりません
 特技      お店番?
 好きなこと   海を眺めて昼寝 
                                                                 
                                                                                                                                                   江ノ島へ、弁天橋を渡る。右手に富士山、浜風がやさしい。
古くは茶屋町として栄えたという参道を、島内をいちばん奥にある岩屋の洞窟をめざして歩く。キッチュな色合いが懐かしい土産物屋、釣具店、海産物を並べる飲食店などが、細い路地両側に並び、一瞬、タイムスリップしたような錯覚に陥る。軒先のそこかしこに猫たちの姿が見え隠れする。玄関先にはミルクのそそがれたお皿が置いてある。
参堂正面の瑞心門下の交番横には、ちらっと白黒ちゃんの姿が。また恋人の丘近くの公園には、ひとりでかけっこしている茶トラちゃんが。
そんな猫たちのすむ島で、今回出逢ったのは、岩屋手前にある食堂に住み込む?通称「クロ」。またの名を「ふうちゃん」
一昨年の夏、傷だらけで、毛も抜け落ち、大きな声で鳴いていた。
「えさをあげたら、いつの間にか、そのまま居ついでしまった」とご主人。
店内には、ところてん、ラムネ、江ノ島ビール、イカ丸焼き、サザエつぼ焼きなど、海の家ならではのお約束メニューが張り出され、香ばしい匂いがただよう。
「クロ」は、主のごとくお店の真ん中にある椅子にどっかりと陣取っている。
「いいなぁ、海の幸に恵まれて・・・」と話しかけると、好物はキャットフードだという。
「クロ」がやって来てきてからというもの、商売は繁盛している。昨年やってきたお客さんが、「クロ」に逢いたくて立ち寄ってくれる。そして「クロ」をひと撫でして「また、来るからね」と声をかける。かれがうなずいたように見えたのは私だけじゃないようだ。
目の前にはおだやかな相模湾、日がなのんびりと海を眺める日々。君はBLUE CATか?



右手上げてハイポーズ!


「クロ」のガールフレンド?


恋人の丘に向かって散歩


江ノ島ヨットハーバーの対岸は七里ガ浜

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