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キャットアベニュー : ブログ

猫山家の物語


小梅(東)
サビ猫2匹、茶トラ一匹、それぞれ生まれも育ちも違う3ニャンズのお話

続・猫崎公園2月の事件簿

[02/19 21:21]

昨日の続きです。

私達は寛太の目撃情報を集めるため、公園周辺の猫つながりの人達に思い付く限り連絡を入れました。こんな時猫のネットワークは大変有効です。

何の有力な手がかりも見つからない中、月曜の朝を迎えました。この日は私の担当、もし寛太が現れた時のために、ご飯を沢山用意しました。絶対来る!
もし今日ご飯を食べれば、かりに飼い主が来られなくても寛太は必ず又来る、そう思ってのことです。

公園に行き、カリカリ音で合図すると、小萩がハウスとは違う方向から現れました。ご飯をあげていると、視界の隅に白い物が。

なんと、ハウス方面からあの寛太がやって来たのです。やっぱりハウスで寝ていた!
寛太は、まるで公園猫達がするように、フェンスをくぐってご飯場所に近づいてきました。このチャンスは絶対に逃せない!

お皿を見せると寛太は当然のようにやって来ました。まるで公園猫のように。そしてさすがに空腹だったようで良く食べました。

私はその間に相棒に連絡、「来たよ!来たよ!」と。飼い主に迎えに来てもらうようたのみました。どうか飼い主がすぐに連絡とれますようにとドキドキしながら、次から次へとおもてなし。

そうこうしていると、近所に住んでいる飼い主がキャリーを持って到着しました。堂々と食べている寛太を見て涙。

心ゆくまで食べ、飼い主さんに抱っこされました。
「少し落ち着いたら、私がキャリーを近づけますから一気に入れてください。失敗したら次はありません!」

こうして寛太はキャリーに詰め込まれて飼い主さんとおうちに帰りました。

やれやれ、良かった!
今回、寛太は脱走してきて公園を見つけた。ここにはハウスもあり、ご飯も出るようだ。よし、ここで暮らそう!とすっかり公園猫になったつもりだったようです。

ご飯を食べている寛太の頭の模様はまさにカンペイのそれと同じでした。やっぱりカンペイが力を貸してくれた!そう思いました。

寛太は昨年12月に去勢手術をして、保護団体から現在の飼い主に譲渡されたそうです。まだ二歳ですが、それまで野良で、外で生きていくノウハウは身に付けていた、そして人間を怖れなかった、色々な要素が今回のスムーズな保護につながったと思います。

小萩には今回色々迷惑をかけてしまいました。ごめんね、あの子はもう来ないから!

いや、又脱走したらきっと公園に来る!彼の目には公園はひどく魅力的に写ったようでした。でもね、ちゃんとおうちのある子はおうちで暮らそうね。もし来ても今度はご飯あげないよ!

どうかどうか、脱走だけはやめてほしいです。今回は約二週間でした。何事もなかったから良かったけれどね。

カンペイ、ありがとう。今日もちゅーるを一本増量!





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