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キャットアベニュー : ブログ

福猫☆倶楽部



クロ♂・ジュニ♀・ちっち♀の三つ子と、その血を引くきゅーちゃん♀。 若手で他猫の福♀とムー♀の女の子優勢、ハーレム6にゃん家族です。

アプローズ

[01/19 00:10]

ご無沙汰しています。

やっとblogでお知らせをする気持ちになりました。
松の内が明けようとする7日AM2:00にクロちんは息を引き取りました。

今まで、お慰めのコメントを戴くだけでも辛くてこの場でお知らせが出来ませんでしたことをお詫びいたします。

クロちん、それはそれは素晴らしく神々しいほどの最期でした。
アプローズ、クロちんの猫生が立派だったからたくさんの拍手喝采で送ってあげたいと思っています。

それまでの事、是非聞いてください。
27日に食欲がなくなり、体調が悪そうでした。すぐにクリニックに行きました。
年末ですし、28日〜1月4日までお休みになりますが、それでも院長は朝の9時〜17時まで静脈点滴に応じてくれて、暮れも正月もなく、毎日8時間の点滴を受けに通いました。
それは一昨年の11月と同じ状態でした。強制給餌を病院で2回、帰宅して1回続けましたが、4日新年の診察が始まった日、戻してしまったから、帰ってからの給餌は止めておきましょう、という指示でした。28日〜4日までは腕にチューブが入ったままですから、歩きにくいようでした。4日の血液検査では、院長が驚くような数値がでました。
「こんな高いクレアチニンの数値で生きている子は初めての経験です。」と。
最初の写真は3日のものです。自分でタワーの洞穴に入りました。飛び上がることも出来た訳です。
院長も4日に戻して、血液検査の結果から判断してこれで限界、自分のやれることはやったと思われたのでしょう。週末の連休までもたないでしょう、と。「この数値で生きている猫は初めて」という言葉で福母も「これであとは静かに家で過ごします、腕の針を抜いてください。」とお願いしました。
もう、1年頑張り通して福母と一緒に時を刻んでくれたのですもの、感謝しかありません、もっとがんばれ!なんて、とても言えませんでした。
2枚目は6日の写真。まだまだ良いお顔をしています。

何匹も見送って来ましたけど、間際の子は、ある種の死相というのが現れるものですがクロちんにはまったくそれが見られませんでした。
針が入っているから歩きにくいのかと思いましたが、その日から3歩歩くとよろけました。でも自力で水のみ場まで行き、自ら水を飲みました。まだ、水を受け付けるなら、この先辛い日々はまだ長いと思われました。

囲われた落ち着く場所が無かったので、とりあえず段ボールで寛げる場所を作りました。いそぎAmazonでハウスを注文して6日に届きました。
クロちんはその中に入ってみんなの動く様子を自分も参加しているかのように眺めていました。
みんなも代わる代わるハウスのクロを心配しているようでした。

一昨年に具合が悪くなった時は、みんな近づかなかったです。病気の仲間のそばに近寄らず、病気が移らないようにという動物の本のうなのでしょうが今回は近づいています。
ですから、まだお迎えは先だと思いました。

5枚目の写真は6日の22時のものです。息を引き取る4時間前です。
ずっとこの可愛い顔で、変わらないまん丸なおメメで穏やかに静かに過ごしていました。
こんな可愛い顔だから、写メに残すにもためらいがなかったです。

あの高い数値では、この先痙攣を起こす可のう性があります、と院長からもその際の処置法も教えていただきましたが、痙攣が起きて苦しそうな状況に対処する自信はなかったです。

7日に日も変わり、門松を外し今夜はリビングで一緒に寝ようと掛け布団を運びました。
ずっと5枚目の写真のまま、じっと眺めています。
ふと、気がつくと光が瞳の奥の方まで入っていく様に感じました。あのまん丸目を開けたまま息をひきとっていました。
静かに穏やかに、まさに眠る様に力尽きていました。すぐに抱き上げ、温もりを抱きしめ振り返って時計を見たら2時10分でした。

そう、この穏やかな最期を迎えるために1年二人三脚で病院に通ってきたのよね。これでいいんだ!この穏やかな一瞬を望んできたのだから。これでいいんだ!
クロちん、立派な最期だよ。
何度もたくさんの子を見送って来ましたけど、これほど荘厳な最期は経験がありません。
満足です。何一つ思い残すことはありません。

ただ、この喪失感はどうしようもなかったです。1日おきに通った義務も無くなり、空しさでいっぱいです。
福家には庭もなく、歴代の猫は霊園にお願いしています。
弟や娘家族は7日にすぐに飛んできてくれました。
8日は三連休でしたから、前から息子家族が来ることになっていて、霊園から14時にお迎えを頼んだからと伝えると家族9人、揃って花を手向けてお見送りができました。
「寝ているようだね」みんな口々に言いました。ぜんぜんやつれることなく、最後まで可愛いクロちんのままでした。

まだ、クロちんの居ない生活に慣れません。
院長から届いた花束ですが、花の香りすら辛くて辛くて早く枯れてくれと願ったり…
ですから、ごめんなさい。供物や供花はご遠慮させてくださいね。
クロちんって、愛情か深くてがんばり屋の、奇跡を起こしてくれた最高の猫がいたことを覚えていてくださいね。

棺から最後にちょうだいね、と外したクロちんの首輪。大好きだったおじちゃんの形見にムーちゃんに付けてあげました。
あれからムーちゃんはとても甘えん坊さんです。















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