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キャットアベニュー : ブログ

猫のふりみて我がふりなおせ


抹茶
反省の日々 本当にあった、おもろい話に、笑いの神が舞い降りる!!

写真

[05/17 11:22]

抹茶にお留守番を頼み、山の往復をする週末。

ニャ王と私は、山邸に到着時と帰りには、必ず仏壇に手を合わせるようにしているのである。
これは、祖父が亡くなってからは、欠かさないようにしているのである。

仏壇のそばに飾られている祖父の写真に、


“ただいま。今日も宜しくお願いします。”


元気な頃と同じように、


“帰ってきたかい。”


そう言ってもらえているような気がするのである。



昨日は来客があった。

昔話に花を咲かせ、ご機嫌なボスである。




ご近所での用を済ませ戻ってきたニャ王は、私の唯ならぬ空気を察知したのである。




「腰も痛うして歩かれんばって、娘が病院に来られん時は、私が爺さんの体ふいた。」

「こん人たち(ニャ王と私)は、福岡で好き勝手してるもんで。」



運悪く?!届いた現金書留。

祖父への御仏前であった。


「私んじゃん。」


違いますよー!!!
ちゃんと山邸の会計(ウダ男)に渡さないとー!!!



年金暮らしの90前の年寄りに、どういうつもりなのか、
『二枚舌子』と『越後屋』夫妻は、

「温泉にでも行ったがよかよ。」と、
ボスもちで3人で行く予定があると言うのである。



事前に阻止しようと試みているが、
私達がいる事を知らずに来て、

「う゛わっ!!おんしゃー!来とんしゃー!!」

玄関に立った私の前で越後屋に、しかも大声で言う二枚舌子。

「どうぞ〜。お茶でも〜。」

その日は上がりもせず、そそくさと帰ったのである。


それ以来、バッティングしないようにしているのか、
形跡だけが残るようになったのである。

完全に阻止するには、
山に住むしかない!!!!



のか・・・・・





帰り際、


“おじいちゃん・・・”


“よめちゃんよ・・な・・・”
下から目線でニャっと、

“大変やろが・・・”

元気な頃と同じように、目で合図する祖父の顔に見えるのである。





帰宅後。
ホッとしたのか、眠気に襲われたのである。


バシャッ!バシャッ!

風呂場で遊ぶ音が聞こえる。


チャリ♪チャリ♪
スリ〜♪

足の裏に少し水気を感じ、目が覚めたのである。

“母ちゃん♪起きた?父ちゃんとお風呂入ってたよ♪”


抹茶とニャ王の気遣いに、
自分の器の小ささに“すみません”と
優しさに“ありがとう”でいっぱいになった夜なのであった。


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