ドッグストリート
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ブログ
ソラ
共に生きるために
今 ・ ここ ・・・
[01/01 13:27]
昨年の暮れ、私は会社から冬休みの宿題をもらった。
「 最近、こころの病 が増えています。加えて、リーマン・ショック以来の金融危機で
社会不安が広がっています。みんなを元気づけるために、何か書いてください 」
とのこと。なんでも組合の機関紙に載せるそうだ。
「 わかりました」 と 引き受けたものの、それ以来
「 なにをどう書けばよいのか?」 と 悩み続けていた。
元旦の朝
ソラと一緒に初日を拝もうと 6時半に散歩に出た。
外はまだ暗く、風が冷たかったが、東の空はよく晴れていた。
途中で、幼なじみの アメちゃん に会う。
「 今年もよろしくね!」 と挨拶を交わした後、いつものようにじゃれあって ・・・・。
初日の出
公園に着いた頃、太陽が顔を出した。
じっと座って、陽の光を浴びるソラ、
そんな彼女を観ていると、なにか不思議な感覚におそわれた。
過去も未来も消えて、この一瞬が固定されたような、そんな感覚だ。
陽光を浴びた彼女が教えてくれたこと、それは、時間に追われる日常の中で
忘れかけている、まさに 「 今・ここ 」 の感覚だった。
帰宅して、宿題になっている小論を書き始める。
そのときには、もう論題は決まっていた。
「今 ・ ここ・・・」 を生きる
・・・・・ 人間は価値や意味を固定して形式化してしまう。そんな形式のなかで
過去にレッテルを貼り、未来をとことん先読みしようとする。 それゆえ、
現在 ( 今 ・ ここ ) を見失い、それが、「 こころの病 」 の源泉になってしまう。
ここ何十年かで人間が置き忘れてきたものは、地に足をつけた動物としての
「 今 ・ ここ ・・・」 の感覚である ・・・・
そして、小論の最後にこう書いた。
不安に襲われたとき、つぶやいてください。
「 今 ・ ここ ・・・を生きるんだ 」 と ・・・・。