ドッグストリート
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ソラ
共に生きるために
師走の朝
[12/21 15:35]
” ソラと一緒に、ゆるやかな草原を歩いていたら、
急に、私に向かって激しく吠えた。 どうして? ”
と思った瞬間に、夢から覚めた。枕元で目覚まし時計が
けたたましい音をたてている。時刻は午前4時40分、” 眠い!! ”
” そうか、今日は6時半に仕事に出かけるんだった ”
急いで起きて散歩に行く用意をする。ソラはちゃんと起きて、スタンバイしていた。
5時、家を出る。外は真っ暗で寒い。
ソラは一つの散歩ルートに私を導いてゆく。彼女は幾つかの散歩ルートを持っていて、
その中のどれを選ぶかは、彼女次第だ。
霜が降りた田んぼのあぜ道を抜けて、どんどん引っ張っていく。 元気な奴だ!
空を見上げると、晴れた空から、月が穏やかに行く道を照らしていた。
「匂いロード」にやってきた。「 匂いロード 」 は、私が勝手にそう名付けた道だ。
多くのワンちゃん達が散歩をする道で、さまざまな匂いが渦巻いているらしく、
ソラも、そこではたっぷり匂いを嗅ぐ。
外が暗いと、彼女はたいていこの散歩ルートを選ぶ。
ルートの途中に、この 「 匂いロード 」 があるからか ・・・・?
500m くらいの距離なのに、匂いを嗅ぎながら、20分程度かけて歩く。
小学校の傍では、フェンス越しに校庭を覗く。
子供が苦手なソラ、校庭に子供がいないのを確かめるかのように ・・・・。
約1時間歩いて、家に着く頃には、東の空が明るくなりかけている。
私はすこし汗ばんで、気分もスッキリ、眠気はもう完全に消えていた。
2008年がもうすぐ暮れようとしている。
この1年、ソラがリード引きで歩いた距離は 2500km を越えるだろう。
「リード引きで一緒に歩く」 これが、ソラとの絆の原点だ。
だから、続けていく。
だから、寒くても、眠くても止めることはできない。