ドッグストリート
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チャヌ家の文化行事
[11/07 20:34]
ボクがモデルなんだってー(^▽^)
11月の始めの3連休,初日は恒例のドッグラン(チャヌママは友人とお食事会),2日目は若杉原生林で熊退治・・・いや,ハイキング(^.^) さて,3日目はどうしようかな?
11月3日は文化の日である。ならば,何か文化的なことをしなけりゃなるまいということで,チャヌを連れて,備前焼の土ひねりに行くことにした。行き先はもちろん『落柿窯』である(^O^)
落柿窯さんはチャヌパパの職場の先輩で,その人となりは世間一般の常識でいえば「一風変わった人」になろう。チャヌパパ達の職場は割と堅いところなのだが,落柿窯さんは肩までの長髪を後ろでくくり,服装もラフで通してこられた。人に媚びず,自らを卑下もせず,移ろう季節を感じながら悠々と自然体で生きてこられた方で,チャヌパパが職場の中で尊敬をしている数少ない人の一人である。
30年ほど前からほとんど独学で備前焼を習い,22年前に自宅の一角に小さな窯を作って,それから毎年(延べ25回)作品を焼いておられる。
是非その作品を『備前落柿窯作品集』でご覧になっていただきたい。
今年の窯焚きは11月24日から29日までの予定だそうで,今日作品を仕上げれば今回の窯焚きに間に合うようだ。
(上)電動ロクロの並ぶ作業場 (下)窯詰めを待つ白地(又は素地:作品を乾燥させて白くなっている状態のもの)が並んでいる
落柿窯
「チャヌママさんは何を作りますか?」
チャヌママ
「このような作品作りは初めてで,なるべく簡単にとパパが型紙を作ってくれたので,チャヌの形をしたプレートを作ろうと思います(^^)」
落柿窯
「プレートなら均一な厚さにすることが大事です。ある程度手で伸ばしたら,粘土を2枚の板の間に置いて,麺棒で延ばすと良いですよ(^o^)」
家ではうどんも蕎麦も打ったことはなく,麺棒なぞ使うのは初めてのチャヌママだが,落柿窯さんの指導よろしく,何とか粘土を延ばして行く。延ばした粘土に型紙を当てて余分な粘土を切り取り,徐々に細部を仕上げて行くと,コーギーらしいシルエットが出来てきた(^^) 紐状に伸ばした粘土でチャヌの名を貼り付け,吊り下げ用の紐を通す穴を空ければチャヌ型プレートの完成である(^▽^)
いつになく真剣な表情のチャヌママ
チャヌ
「パパは何を作るの? ボクのために備前焼の食器と水入れかなぁ〜(*^o^*)」
チャヌパパ
「おぉ,それも良いなぁ(^^) でも,今日はチャヌの像を作ろうと思っているんだよ(^^)」
チャヌママ
「『忠犬チャヌ』って感じで,キリリとお座りしているポーズなの?」
チャヌパパ
「コーギーらしい姿を考えて,後ろ足を投げ出した「伏せ」のポーズにしようと思う。細い部分が少ないから,壊れにくいしね(^^)」
チャヌパパは一握りの粘土の塊から,徐々にコーギーの形を作って行く。チャヌそっくりに作る精緻な細工をする技量はないが,あまり簡単な形にしてもつまらない。ちょうど良い感じでデフォルメすることに苦心した(^^;) 用意した「伏せ」のポーズの写真と本物のチャヌを見ながら,とりあえずは造形が完成したのだが,何かが少し物足りない感じだ。そこで,毛並みの質感を表現しようと,タワシで表面をなでてみたのだが,はたしてこれが吉と出るか凶と出るか・・・出来上がってみないと判らない(^0^;)
「ねえねえ,カッコ良く作ってよー(*^o^*)」
1枚目のプレートが完成して気を良くしたチャヌママは,続けて2作目に取りかかった。今度は骨の形をしたプレートのようだ(^^) 当初の構想では,プレートの上にチャヌの足を乗せて取った足形をデザインする予定だったのだが・・・(^^;)
チャヌママ
「良いアイディアだと思ったけれど,実際にやるとなったら大変ね。チャヌの足は洗わなければならないし,大人しく粘土に足を押さえつけさせてはくれそうにないし(^^;))。。」
チャヌパパ
「塗り立てのコンクリートを歩いた足形がイメージにあって,簡単そうに思えたんだがなぁ(^^ゞ」
チャヌママ
「仕方ないから,粘土で肉球の形を貼り付けることにするわ(^^) ついでに骨型の箸置きも作ろうっと(^^♪)」
チャヌママの作品が出来ました〜\(@^▽^@)/
チャヌパパも残りの時間と粘土でチャヌ型のプレートを作ったりと,久々の粘土細工を童心に返って楽しむことが出来た(^^♪) 作品は,この後水分を抜くため自然乾燥させて,他の沢山の作品と共に窯詰めされる。果たしてどのような焼き上がりになるのか,また,チャヌパパとチャヌママのどちらがの作品の出来が良いか,焼き上がりが楽しみだ(^^♪)
チャヌママ
「自宅の脇の畑で作っておられる有機無農薬野菜も沢山いただいたし,なんて文化的かつ有意義な1日だったんでしょう(^o^)」
チャヌパパ
「チャヌは,途中で遊びに来られたお友達の女流作家さんに,お尻ブンブンの大歓迎だったな。一体いつからお姉さんが大好きになったんだい?」
チャヌ
「パパとママは楽しそうだったけど,ボクはずっとつながれたままでつまらなかったもの (-"-;) それに,優しいお姉さんは元々大好きだよ(^^♪)」
チャヌママ
「おやおや,この次は『鼻の下を伸ばしたチャヌ』の像でも作ってやってよ,パパー(^▽^)」
(上)休憩中に落柿窯さんとチャヌ (下)女流作家さんと作陶談義?